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漫画 「モテキ」全4巻 [漫画]

モテキ (1) (イブニングKC)モテキ 2 (イブニングKC)モテキ 3 (イブニングKC)
モテキ(4) (イブニングKC)

モテキ(4) (イブニングKC)

  • 作者: 久保 ミツロウ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/05/21
  • メディア: コミック

漫画 「モテキ」
久保ミツロウ 講談社イブニングKC(¥610~¥630 税込)
オススメ度 ★★★☆☆



主人公は、29歳の男性。派遣の仕事などをしていて、正社員ではない。
彼女と呼べる相手はいない。女性経験は全く無い。
ある日、以前の知り合いの女性からメールが届く。それを引金に、女性から電話やメールがジャンジャン入る。
「これが『モテ』期なのか?自分にもチャンスが来たのか?」と舞い上がる主人公。

テレビの「モテキ」は、大体、第一話そのままだった。
「また誘ってね」と帰っていく主人公に対して、女性が心の中で「どこまで受け身なんだよ!」と毒づくところも同じ。
(ただし、過去の自分に会いに行くシーン…これ面白かったなあ!…や、ライブハウスで機材をクラッシュするシーン…これは要らなかった…は、テレビオリジナル。)

主人公が徹底的にネガティブだ。
基本的に、「こんな自分を好きになってくれる女性なんか、いるわけがない」と考えていて、その考えに基づいて立ち回る。

読む前は、きっと主人公は「ほれっぽい人」なんだろう、と思っていたのだが、ちょっと意味が違った。
「向こうが自分を好きなのかな?」と思うと、好きになる。
逆に、「向こうは自分を別になんとも思っていないのかな?」と思うと、さっとあきらめる。
彼の気持ちは、常に後。後回し。

でも、過去にブサイクちゃんから好かれていた時は、逃げ回ってるんだよね~。
「こんな自分を好きになってくれる女性、それは誰でも良いわけではなく、美人でなきゃダメだ。」ってのが陰にあるという事でしょ?
結局、ただの選り好みだよねー。

腹立つわー。

そもそも、ハラタツ予感はしていたので、読もうか読むまいか迷ったのだが、全4巻なので読んだのだった。
終わり方に多少の不満はあるけれど(解決しないで終わる事が複数残っている)、まあ…いいかな…。

ところで、
作者が女性と知ってびっくりした。
絵柄を見て、男性が描いているとばかり。エロいシーンも、男性の手になるものだと思っていたもんで。
ふと、この作品で描かれる男性心理が、「女性が想像した男性心理」にすぎないのか、リアルなのか、疑問に思ったので、男性に聞いてみたところ、「まあ、あんなもんじゃないかなあ。」とのこと。
弱い肯定だね…。

最後に…漫画の中に出てくる選曲がちょっと古いのが気になった。
主人公の年齢設定からすると、何か違う気がする。5歳から10歳くらいずれてないかなー?

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