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小説 「千里眼 シンガポール・フライヤー」上・下 [小説]

千里眼シンガポール・フライヤー 上 (角川文庫 ま 26-109)

千里眼シンガポール・フライヤー 上 (角川文庫 ま 26-109)

  • 作者: 松岡 圭祐
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2008/03/25
  • メディア: 文庫

千里眼シンガポール・フライヤー 下 (角川文庫 ま 26-110)

千里眼シンガポール・フライヤー 下 (角川文庫 ま 26-110)

  • 作者: 松岡 圭祐
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2008/03/25
  • メディア: 文庫

小説 「せんりがん シンガポール・フライヤー」
松岡圭祐 角川文庫(各¥580 税込)
オススメ度 ★☆☆☆☆

うーーーーーん。
↓ネタバレまくりです。

シンガポール・フライヤーというのは、大きな観覧車。
これを利用して、悪の組織が一種の生物兵器を仕掛ける!
どうする、岬美由紀!
病んでいる場合じゃないぞ。

…って、
…うーん。
うーーーーん。

もう書いちゃうけどさー、
観覧車に、渡り鳥の大好物(菌入り)を仕込んでおいて、
食べた鳥は日本に飛んでいくから、
日本で新型の鳥インフルエンザを大流行させて、
ワクチンを運んでくる飛行機は、どんどん撃墜しちゃって、
…って。…。

この作戦、「必ず成功しなきゃならない」んだと思うんですけど。
でも、余りにも荒唐無稽、かつ脆弱じゃない?
荒唐無稽なのは良いけど、「なるほど」と思わせる要素が全然無かった。入れ込めない。

悪の組織もねえ。
いっそのこと「実はロボットでした!すごい科学力!」とかね、そういうSFならね、まだ納得できたかも知れない。
いや、出来なかったかも知れないけど。

どうしたのよ岬美由紀。
ハメルンのナウシカですか?
鳥の好きな音を出して誘導して抹殺とかひどい。
過激な自己コントロールで超・集中力発動!ワクチン運ぶ飛行機撃墜を全力で阻止。

これ、美由紀がロボット(いやロボットじゃないけどさ)を手なづけて、
彼に何とかさせる話の方が良かったんじゃないでしょうか。
これまたナウシカっぽいか。

とにかく、読みながら愕然とした作品でした。
「これは岬美由紀じゃない。千里眼シリーズじゃない。」と自己暗示をかけながら読んだら、結構面白いかも知れない。

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