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小説 「イノセント・ゲリラの祝祭」 [小説]


イノセント・ゲリラの祝祭 (上) (宝島社文庫 C か 1-7)

イノセント・ゲリラの祝祭 (上) (宝島社文庫 C か 1-7)

  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2010/01/08
  • メディア: 文庫

イノセント・ゲリラの祝祭 (下) (宝島社文庫 C か 1-8)

イノセント・ゲリラの祝祭 (下) (宝島社文庫 C か 1-8)

  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2010/01/08
  • メディア: 文庫

小説 「イノセント・ゲリラの しゅくさい」
海堂尊 宝島社文庫(各¥500 税込)
オススメ度 ★☆☆☆☆

↓ネタバレなし。

「バチスタ」の田口医師と白鳥コンビが出てくる。
これに加納警視正がからんで、新鮮な面白さが出てきた感じ。
途中、ファンサービスなのかなーやりすぎじゃないかなーと思ったシーンもあったけど。

途中まで面白かった。

後半は多弁すぎて「本当に何を伝えたいのか」がさっぱり伝わってこなかった。会議場のシーンね。
まるで酒の席で熱弁し始めたヒトみたいだった。
こっちはシラフだからさー。

「政治を何とかしないと駄目だ」と言われたら、「そうだろうな」と思う。
「○○省を何とかしないと駄目だ」と言われたら、「そうかも知れないな」と思う。
しかし、「そのためには、××を切り捨てなければならないのだッ」と言われたら、「えっ、××を大切だと思っている人はゼロだと言うの?」となるのは当然ではないか。

またたとえ話になっちゃうんだけど、「新しいパソコンを買うお金があるんなら、私にブランドバッグを毎月買ってくれるお金もあるってコトだよね」って言われた、みたいな。
それって何かおかしい気がします。
ここにきて突然、海堂尊の主張は本当に「正しい」のだろうか?と疑問に思った。

それから、全編伏線だらけでイラッとした。
シリーズものだから、当然そういう書き方になるということは理解している。
理解しているけど。
ここまで「何々については別記」が連続するって、それこそお役所の書類みたいじゃないでしょうか?

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