漫画 「ジョジョの奇妙な冒険 戦闘潮流」 [漫画]
ジョジョの奇妙な冒険 4 Part2 戦闘潮流 1 (集英社文庫―コミック版)
- 作者: 荒木 飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/04/18
- メディア: 文庫
漫画 「ジョジョの きみょうな ぼうけん せんとう ちょうりゅう」
荒木飛呂彦
集英社 ジャンプコミックス5巻~12巻(各¥410 税込)
集英社文庫 1巻~4巻(通巻だと4巻~7巻)(各¥620 税込)
オススメ度 ★★★☆☆
相変わらず残酷シーン多し。苦手な人は絶対読まない方が良い。
↓超ネタバレ
5巻の最後から、主人公の「ジョジョ」は、孫のジョセフ・ジョースターに交代。
連載時のサブタイトルは「第二部 ジョセフ・ジョースター ―その誇り高き血統―」だったそうだ。(この当時私は読んでいないけど)
第一部の主人公だったジョナサン・ジョースターの妻エリナは、ジョセフの祖母として登場する。
また、第一部で町のチンピラだったスピードワゴンは、大富豪になって財団まで作っている。
まずここでビックリするよね!
50年くらい経過しているんだよ。
孫のジョジョはどういうわけか生まれつき「波紋の力」を使うことが出来るが、きちんと修行していないのでコツを知らず、荒削りだ。
熱血だった初代と違って、かなりかるーい性格。相手にかなわないと思えば究極の作戦、「逃げ」を使う。
かわいらしく魅力的なジョジョだ。
そんな彼が本気で修行しなければならなくなるのは、第一部に出てきた「石仮面」を作ったらしき超人達が復活のきざしを見せたから。
彼は全てを知らされ(それまで知らなかった)、自分の行くべき道を知る。
受け入れるのはとっても偉いと思うけど、実は『受け入れざるを得ない』んだろうな…。
修行の先輩はシーザー・アントニオ・ツェペリ。
彼も、初代ジョジョに波紋の力を伝えたツェペリの「孫」だ。
最初は軽いジョジョを気に入らないが、後に親友になる。(これが伏線なんだなあ…)
師匠は絶世の美女、リサリサ。
ただのかわいこちゃんに見えるけど、実はものすごく強い。
強くてナイスボディーでクールビューティ。サービスショット満載だし。アンジェリーナジョリー?峰不二子?由美かおる?
ジョジョも彼女には何か惹かれるようだ。(これがまた伏線なんだなあー…)
今度の敵は、遺跡から発掘されたサンタナ、ワムウ、エシディシ、カーズ。
柱と同化して眠っていたのだが、そろそろ起きる時間なのだ。
彼らは人間を吸収して栄養を摂る。やーね!
そもそも彼らが石仮面を作ったのは、それを人間にかぶせて吸血鬼にして吸収した方がより高栄養だから、らしい。
(おいしいのかな…。)
それと、多分、彼らは長命なので、しもべとしてそばに置いておくにも吸血鬼の方が都合が良いのだろう。
ジョジョにとって(初期は)個人的な遺恨はない。
第一部では人道的な理由から戦うべくして戦いが起こっていたのだが、今回の敵に人間の理屈は通用しない。
つまり説得は効かないのだから、倒すしかない。
途中、ツェペリが貴重な犠牲となり、ジョジョは個人的な遺恨も持つことになる。
ジョジョはマジックのトリックなども応用しながら、彼らを倒してく。
しかし最後の1柱、カーズについては「放逐」する。
ここで私的考察。
敵が柱と同化しているのは意味があると思う。
彼らは神の一種なんだな。神の数え方は「柱」だからね!
神を、殺すのではなく遠ざけるというのは、各国の神話に残っているシチュエーションだ。
そういう目で見ると、本作の結末はいかにも宗教的な結末ではないだろうか。
この作品には、ナチスの将校シュトロハイムや、リサリサの使用人スージー・Q(ドジっ娘)など、魅力的な脇役も登場する。
最後はギャグで締めるのが少年漫画っぽいな。
ここまでコミックス版。いわゆる「ジョジョ立ち」な表紙は8までかな?と思う。
以下は文庫版。文庫はキッチリ「部」ごとに分かれている。
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