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漫画 「スピカ」 羽海野チカ初期短編集 [漫画]

スピカ 〜羽海野チカ初期短編集〜 (花とゆめCOMICSスペシャル)

スピカ 〜羽海野チカ初期短編集〜 (花とゆめCOMICSスペシャル)

  • 作者: 羽海野チカ
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2011/07/20
  • メディア: コミック

漫画 「スピカ」
羽海野チカ 白泉社 花とゆめCOMICSスペシャル(¥476 税別)
オススメ度 ★★★★☆

↓ネタバレあり

短編集なんて珍しいな?薄いし。
と思っていたが、巻末に「印税は全て義援金にする」とあって納得した。感動。

その感情は置いておいても、素敵な作品ばかりだったと思う。
短編もいいんだな。
オススメ。

「冬のキリン」
父親と幼い息子が冬の動物園でキリンを見る。
なぜキリンは本来いるべき場所でなく、こんな寒いところにいるのだろう。子供たちのため?
(なぜ父親は…自分のそばにいてくれるのだろう。僕のため?)
「○○のため」と「○○のせい」の間でせめぎあう気持ち。
結論は描かれない。
ちょっと、「ハチクロ」の花本先生を思い出した。

「スピカ」
転校生の美園さんは、朝は遅刻、休み時間は昼寝、放課後は直帰で、クラスの誰とも話さない。
そんな彼女と、ムサイ野球部のめんめんのふれ合い。
かわいいなあ。
作者は登場人物を「3月のライオン」のひなちゃんと高橋君の原型と分析しているが、私にはハチクロの山田&野宮さんと重なって見える。秀才だしメガネだし…。単純か。

「ミドリの子犬」
キオくんシリーズ1。
探偵に憧れるキオくんは、ひょんなことから、緑色の犬を探すことになる。
少年探偵も犬もかわいいなあ。

「はなのゆりかご」
キオくんシリーズ2。
ノーヴェル賞候補の偏屈な博士の奥さんは、もしかしたらロボットなのかも?とドキドキするキオくん。

キオくん2作について、作者は「拙い作品」と言っているが、そんな事はないと思う。
この作品の場合、真相がどうだとかトリックがどうだとかは問題ではないと思うし。

「夕陽キャンディー」
まあ?こういう作品もあるんですね。
と思ったら、掲載誌が「JUNK!BOY」という男×男系雑誌だったようだ。
えっと、そもそもなぜこの雑誌に描いたのかな?疑問は残るが。

「イノセンスを待ちながら」
押井守の「イノセンス」の感想エッセイ漫画。
ワタクシ、あえて押井作品をあまり観ないようにしているため、この思い入れには「へえーそうなんだ」と思うだけで申し訳ない。

「あとがき」(4コマ)
作者の、飼い猫とツイッターへの愛が垣間見える4コマ。
(猫を愛しすぎると後で辛いのに。と思ったりした。)

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