ドラマ 「アオイホノオ」 [テレビ]
TVドラマ 「アオイ ホノオ」
原作:島本和彦、
監督・脚本:福田雄一、
出演:柳楽優弥、山本美月、安田顕、ムロツヨシ ほか
東宝(¥12000~16000くらい?)
オススメ度 ★★★☆☆
漫画は集英社、ゲッサン少年サンデーコミックス
(紙製¥596、キンドル、kobo¥432)
原作漫画未読です。
ナイトドラマは先日(9月26日金曜日)に終了しました。
面白い! そして痛い!!
キャストが良いです。
柳楽さん、こういう役も出来るんですね。当たり役だと思う。
主人公、モユルのおたけびに、まだ「オタク」という呼び名が無かった時代の、燃えと萌えとのゆらぎを感じます。
本人たちがチョイ役で出てくるのも面白い。
「アレ。この人素人っぽいな?」と思ったらたいてい大御所さん。
エンディングまで要チェック。
余談ですが我が家では柳楽優弥さんを「象になった少年の」という冠詞を付けて言います。
元はといえば言い間違い。
それを言うなら星でしょ、的な。
*****
この時代は、そろそろ相手の名前を呼ばずに「お宅」と言い出した頃だと思います。
otakuはもともと「お宅」だったと知っているのは少数派でしょうか?
今でも「お宅では、お子さんの教育については…」みたいに言いますが、その「お宅」です。
「あなたは」とか「○○さんは」と言わない、言えない。
他人のことをきちんと呼ばない(呼べない?)種族。
「オタク、アニメ何が好きなの?」みたいな感じで言うのがカッコイイ、と思っていたのです。
相手を「お宅」と呼ぶのは、「普通、この場面でその言い方は…」的な、狙った言い方でした。
昔は「ユニーク」とか「変わってる」のがカッコよかったので。
(はなはだしい場合には自分の事を「拙者」、相手を「お主」「貴殿」とか言っている人もいました。
これはさすがに定着しなかったですが、中高年オタクの中には今でも
「ふびんなことよのぅ」的な発言をする人がいますよねぇ。)
このドラマの頃には、「萌え」なんていう言い方も、まだ無かったです。
ついでに書くと、「ボーイズラブ」も無かったです。
(私の周囲ではホモと言っていたと思います。直球です。専門雑誌が出た時から、耽美系は『ジュネ』と言うようになりました。)
ところで。
アオイホノオのドラマを見て強く思うようになったのですが、
「サブ」カルチャーなんていうけれど、じゃあメインは何なのでしょうね?
純文学がメインなんですかね?
でも、純文学って何でしょうね?
あと100年くらいたって、「平成時代の文化」として記録に残るのは、今私たちがサブと言っている方かもしれないですよね。
コメント 0