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映画 「オール・ユー・ニード・イズ・キル」 [映画]

テレビでみました。
原作未読ですがある程度予備知識ありました。



映画 「オール・ユー・ニード・イズ・キル」
監督:ダグ・リーマン 出演:トム・クルーズ、エミリー・ブラント
ワーナーエンターテイメントジャパン(¥1000~ 税別)
オススメ度 ★★★★☆

以下ネタバレ。少しだけ書いてます。


想像よりも格段に良かった。
ライトノベルがハリウッド映画になったという…。
すごいことがあるものです。シンデレラ小説ですね。

命や肉体がモノのように扱われるので、ヒューマニズムのかけらも無いように見える。
ゲームをリセットするように簡単にやり直すので、「おいおい…」と苦笑してしまう。
しかし、当事者は、まさに命がけ。
たくさんの命を救うための、即リセットです。

なんというか、すごい形相で「覚えゲー」をやっている人を傍で見ているような。
うかつに話しかけると怒られる、みたいな。
本人は必死なんだよね。

トムがいけ好かないヤツの感じで始まるのがヨイです。
だから巻き込まれたのかも。
そもそもなぜ巻き込まれることになったのか、はっきり描かれません。理不尽SFな展開です。
たぶん、ヤな奴だったからなのでしょう。

(原作では一兵士で、普通に出撃します。
 この映画では↓のようなアワワワ感を狙って設定し直したのかもね)

トムクルーズ、もう50代なんですね。
いまだにアクション映画の代表格だと思います。
ニコーッ!白い歯ピカーッ!ドッカンビヨヨーンあわわわなぜ俺がー?みたいな。
PKディックの理不尽巻き込まれ系SFに主演して欲しい。
「マイノリティレポート」はチョット違うんだよー。


最初は「何回目だな」と思いながらみていましたが、途中から「おいおい何度目なんだ?」と思って、だんだん可哀想になってくる。
自分が死なないことが、他の人の命を救うことになる。
これはキツイ。

ラストは、本人的にはハッピーエンド。
しかし戦局が最終的にどうなるのか明かさず終わるタイプ。好みがわかれるだろう。

以下、ものすごいネタバレですよ。

私は、あの展開があってこそ、二人の関係性が決まったと思う。
一種のつり橋効果ね。
だから、もしかしたらあの時間軸では、彼女の思いは違うことになるんじゃないかと思う。
(あの時点では彼女は他の人を好きなんだよね?)
たとえ「こういうことがあって、君は俺を好きになったんだよ」とか言われても、「はぁ?」って思うんじゃないかな。

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