映画 「イコライザー」 [映画]
テレビ(BS)でみました。
「イコライザー2」の公開に伴って、前作が放送されたようです。
主演はデンゼル・ワシントンなのですが、なぜか楽天のDVDのページには、
「クロエ・グレース・モレッツ 」と書いてあります。何故。
映画 「イコライザー」
監督:アントワーン・フークア 出演: デンゼル・ワシントン、クロエ・グレース・モレッツ、マートン・ソーカス ほか
(株)ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(DVD¥1000 税込)
オススメ度 ★★★★☆
面白かったです!
お約束満載。
そして、真面目に淡々と荒唐無稽。
リアルな話をお望みの方は、見ないほうが良いでしょう。で、星1マイナス。
ちなみに、YouTubeでソニー・ピクチャーズエンタテインメントが、
今作と「2」の名シーンをどんどん出しちゃっています。
ネタバレも何もあったもんじゃない。
ですが、お勧め。
(ただし、戦闘シーンは映画そのままではなく、編集してあるようです。)
以下ネタバレ。
もともと、1980年代の人気テレビドラマだったそうです。
(原タイトル「Equalizer(イコライザー)」、
日本タイトル「ザ・シークレット・ハンター」。)
私は未見なので、テレビと映画が同じなのか違うのか、わからないです。
主人公がしょっちゅう腕時計で時間をはかる、
戦う時は基本的に銃などの武器を使わない、
目がドアップになって、戦う手順を考えるシーンが挿入される…など、
面白い演出がたくさんありましたが、これがTVの踏襲なのか、映画オリジナルなのか、不明です。
ウィキペディアに、見事なまでに完全ネタバレでストーリーが書いてあります。
が、たぶん、読んでから映画を見ても、面白いと思います。
筋書きだけでは、独特の「間(ま)」は伝わってこないので、
現物を見る価値はあると思います。
字幕版の映画では「テリー」という人と「テディ」という人の
名前が聞き分けられず、混乱したので、私の場合は、
むしろ先にwiki見といた方が良かったかも!と思いました。
映画も中盤になってから「テリーとアリーナ」は同じ人だと理解しました。遅い。テヘッ。(テリーは、アリーナの所謂源氏名。)
さて、この映画の宣伝で使われているキャッチフレーズは、
「19秒で悪を抹消」
です。
同じく、宣伝文句に、
「どんな裏仕事も19秒で完遂する元CIA工作員」
とあります。
格好良い!!
ありがちだけど!
でも、映画を見て、これは違うとわかりました。
例えば、「やっつけるのに16秒かかる予想だったが、結果的に19秒かかった」とか、
「別に毎回19秒でやっつけるわけではない」からです。
また、「元CIA工作員」は正しいのですが、今作ではまだ、「どんな裏仕事も」受けていません。
自発的でした。
映画の最後になって初めて、ついに、「裏仕事を始めるのかな」というシーンが出てきました。
要するにこの映画は、「一人必殺、誕生編」でした。
この映画は、デンゼルワシントンだから良かったのだと思います。
この時(2014年)、彼は58歳か59歳です。
少しくたびれてきたオジサン然としています。
わざとだろうけど。
そんなオジサンが、実は強い、っていうのが良いんですよね。
ムッキムキーのキッレキレの男性が演じていたら、こんなに面白く感じないと思います。
クロエちゃんはこの時、16歳か17歳です。
キュートですが、「キックアス」の頃より、少し大人びています。
それもそのはず、少女の娼婦の役です。
(『タクシードライバー』のジョディ・フォスターに似ている。
奇しくも、主人公は続編ではタクシードライバーだ。偶然かわざとか?
でもクロエちゃんは2作目には出演していない。)
ずいぶん腕や体がムッチリしているなー、気ィ抜いたのかなー、とか思っていたら、
役作りのために、あえて太ったのだそうです。
失礼しました。
二人の出会いは、夜更けのカフェです。
ほんのりと、友情を育てます。
彼女は、歌手になりたいという夢を持っていますが、
娼婦の仕事(?)がやめられずにいます。
ある時、斡旋組織からひどいリンチを受けて、意識不明の重体に。
そんな彼女を助けたくて、主人公は戦いに身を投じます。
途中、そこまでしなくても…と思うシーンもありましたが、
やるからには徹底的に、ということなのでしょう。
私が最も好きなシーンは、悪のアジトを壊滅させた後、
そこで作業をしていた人たち(訳も分からず働かされていたっぽい)、
一人一人に、
「何々(大ボスの名前)さんからです。」(ぺこり)
「どうぞ、何々さんからです。」(ぺこり)
と、お辞儀をしながら札束を渡して、帰らせるシーンです。
さっきまで殺人マシーンだったのに、メチャ受けたわー。
二番目に好きなシーンは、主人公と少女が、
カフェで初めて向かい合って座るシーンです。
好きだとか惚れたとかじゃないんです。
何とも言えず、良かったです。
三番目は、「ああ、主人公は次のところに向かうんだな」と思った次の瞬間、
場面が変わり、ドッカーン!と爆発があって、
「ああ、『次のところ』が終わったのね!」っていうシーンかな。
変な所もいっぱいあって、
「いくら元CIAだからって、それは無理だろう!」とか、
「どうやって?!」とか、
「何のためにあの子が死ななければならないのさ!」とか、
ツッコミたくもなるのですが、
そんな事を吹っ飛ばすくらい、面白かったです。
何だか、もう一度見たくなってきました。
地上波でもやってくれないかなー。
ところで、イコライザーって、日本語だとどう訳せば良いのでしょう。
と思ったら、公式Twitterに、
「本来の意味は平行、平準化、平衡化。転じて音質の平均化や改善に使用される音響機器。ここでは社会の悪を抹消し平穏を保つ仕事人としての意味を持つ。」
と書かれていました。
調整人?
平穏人?
いっそ、仕事人?
うーむ。
「イコライザー2」の公開に伴って、前作が放送されたようです。
主演はデンゼル・ワシントンなのですが、なぜか楽天のDVDのページには、
「クロエ・グレース・モレッツ 」と書いてあります。何故。
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,000 円
映画 「イコライザー」
監督:アントワーン・フークア 出演: デンゼル・ワシントン、クロエ・グレース・モレッツ、マートン・ソーカス ほか
(株)ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(DVD¥1000 税込)
オススメ度 ★★★★☆
面白かったです!
お約束満載。
そして、真面目に淡々と荒唐無稽。
リアルな話をお望みの方は、見ないほうが良いでしょう。で、星1マイナス。
ちなみに、YouTubeでソニー・ピクチャーズエンタテインメントが、
今作と「2」の名シーンをどんどん出しちゃっています。
ネタバレも何もあったもんじゃない。
ですが、お勧め。
(ただし、戦闘シーンは映画そのままではなく、編集してあるようです。)
以下ネタバレ。
もともと、1980年代の人気テレビドラマだったそうです。
(原タイトル「Equalizer(イコライザー)」、
日本タイトル「ザ・シークレット・ハンター」。)
私は未見なので、テレビと映画が同じなのか違うのか、わからないです。
主人公がしょっちゅう腕時計で時間をはかる、
戦う時は基本的に銃などの武器を使わない、
目がドアップになって、戦う手順を考えるシーンが挿入される…など、
面白い演出がたくさんありましたが、これがTVの踏襲なのか、映画オリジナルなのか、不明です。
ウィキペディアに、見事なまでに完全ネタバレでストーリーが書いてあります。
が、たぶん、読んでから映画を見ても、面白いと思います。
筋書きだけでは、独特の「間(ま)」は伝わってこないので、
現物を見る価値はあると思います。
字幕版の映画では「テリー」という人と「テディ」という人の
名前が聞き分けられず、混乱したので、私の場合は、
むしろ先にwiki見といた方が良かったかも!と思いました。
映画も中盤になってから「テリーとアリーナ」は同じ人だと理解しました。遅い。テヘッ。(テリーは、アリーナの所謂源氏名。)
さて、この映画の宣伝で使われているキャッチフレーズは、
「19秒で悪を抹消」
です。
同じく、宣伝文句に、
「どんな裏仕事も19秒で完遂する元CIA工作員」
とあります。
格好良い!!
ありがちだけど!
でも、映画を見て、これは違うとわかりました。
例えば、「やっつけるのに16秒かかる予想だったが、結果的に19秒かかった」とか、
「別に毎回19秒でやっつけるわけではない」からです。
また、「元CIA工作員」は正しいのですが、今作ではまだ、「どんな裏仕事も」受けていません。
自発的でした。
映画の最後になって初めて、ついに、「裏仕事を始めるのかな」というシーンが出てきました。
要するにこの映画は、「一人必殺、誕生編」でした。
この映画は、デンゼルワシントンだから良かったのだと思います。
この時(2014年)、彼は58歳か59歳です。
少しくたびれてきたオジサン然としています。
わざとだろうけど。
そんなオジサンが、実は強い、っていうのが良いんですよね。
ムッキムキーのキッレキレの男性が演じていたら、こんなに面白く感じないと思います。
クロエちゃんはこの時、16歳か17歳です。
キュートですが、「キックアス」の頃より、少し大人びています。
それもそのはず、少女の娼婦の役です。
(『タクシードライバー』のジョディ・フォスターに似ている。
奇しくも、主人公は続編ではタクシードライバーだ。偶然かわざとか?
でもクロエちゃんは2作目には出演していない。)
ずいぶん腕や体がムッチリしているなー、気ィ抜いたのかなー、とか思っていたら、
役作りのために、あえて太ったのだそうです。
失礼しました。
二人の出会いは、夜更けのカフェです。
ほんのりと、友情を育てます。
彼女は、歌手になりたいという夢を持っていますが、
娼婦の仕事(?)がやめられずにいます。
ある時、斡旋組織からひどいリンチを受けて、意識不明の重体に。
そんな彼女を助けたくて、主人公は戦いに身を投じます。
途中、そこまでしなくても…と思うシーンもありましたが、
やるからには徹底的に、ということなのでしょう。
私が最も好きなシーンは、悪のアジトを壊滅させた後、
そこで作業をしていた人たち(訳も分からず働かされていたっぽい)、
一人一人に、
「何々(大ボスの名前)さんからです。」(ぺこり)
「どうぞ、何々さんからです。」(ぺこり)
と、お辞儀をしながら札束を渡して、帰らせるシーンです。
さっきまで殺人マシーンだったのに、メチャ受けたわー。
二番目に好きなシーンは、主人公と少女が、
カフェで初めて向かい合って座るシーンです。
好きだとか惚れたとかじゃないんです。
何とも言えず、良かったです。
三番目は、「ああ、主人公は次のところに向かうんだな」と思った次の瞬間、
場面が変わり、ドッカーン!と爆発があって、
「ああ、『次のところ』が終わったのね!」っていうシーンかな。
変な所もいっぱいあって、
「いくら元CIAだからって、それは無理だろう!」とか、
「どうやって?!」とか、
「何のためにあの子が死ななければならないのさ!」とか、
ツッコミたくもなるのですが、
そんな事を吹っ飛ばすくらい、面白かったです。
何だか、もう一度見たくなってきました。
地上波でもやってくれないかなー。
ところで、イコライザーって、日本語だとどう訳せば良いのでしょう。
と思ったら、公式Twitterに、
「本来の意味は平行、平準化、平衡化。転じて音質の平均化や改善に使用される音響機器。ここでは社会の悪を抹消し平穏を保つ仕事人としての意味を持つ。」
と書かれていました。
調整人?
平穏人?
いっそ、仕事人?
うーむ。
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