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漫画 「キャラ者」 現在3巻 [漫画]

(Amazon画像なし)
キャラ者 1 新装版 (1) (アクションコミックス)
作者: 江口 寿史
出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2007/07/17 メディア: コミック

漫画 「キャラもの」
江口寿史 双葉社アクションコミックス(¥1524 税別)
オススメ度 ★★★★☆

ペンで書こうとしたら「江口寿司」って書きそうになるのって私だけ?と思ってググったら、マジに間違えているらしき人も結構いるのね。キミタチ、はずかしいぞ。

私は新装版を購入しました。
奇数ページにだけ、1ページ読みきり形式で描かれていて、偶数ページは「白紙」同然で、パラパラマンガもどきが描かれています。
この本、すごくきれいです。きれいだけど高いので、星ひとつ減らしました。私はそういう意味での『本好き』ではないので、素材はどうでも良いからです。すみません。

主人公は「多美」ちゃん、短大生、18歳。
ふとしたきっかけで、熊のぬいぐるみの「プックン」と同居することになります。プックンは、会話もするし、食事もするぬいぐるみなのですが、誰かが操作をしています…しかしその事には、触れてはいけないらしい。(操作人が出てきません)
そして、プックンの使命は、秘密結社、KSSDの世界征服を阻止すること。

この、世界征服の方法が、なあ。
男よりも、各種のキャラグッズに囲まれることを幸せと感じる大人の女性を量産して、かわいいキャラ(秘密結社の構成員)の命令を聞かせる、という、なんとも笑えない展開です…あの猫ちゃんもウサギちゃんもネズミちゃんも、全て手先なワケです。

さて、操作されている人形が主役というと、古くは「お人形行進曲(自分がなぜこの漫画を知っているのか不思議だ)」、最近では「スミレ[ハート]16歳」「スミレ[ハート]17歳」でしょうか。
いずれも、操作する人の存在が露出されていますし、操作者は大変個性的な人物です。その人に操作されていることを、「知っていながら無視する人」「無視できないで困惑する人」の存在も、ギャグとして成立させてありました。
もちろん、読者も、操作者の存在を目撃できます。

ところが、この「キャラ者」では、プックンを操っているのは、「黒子的な存在の何者か」です。読者にはその姿は提示されません。
黒子は、舞台に姿が見えていても、いないものとして扱われます。それと同じように、作品中の登場人物も(主人公意外は)、あえて操作者を認めようとしません。
つまり、「大人なら、黒子という『お約束』は守らなければね!」という大前提のもとに、お話が動いているワケ。

そういう微妙なところを理解しなくても、一つ一つのギャグだけでも、十分面白いですけれどね!


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