小説 「神の手」(上下) [小説]
小説 「かみの て(上・下)」
パトリシア・コーンウェル(相原真理子訳) 講談社文庫(各¥714 税別)
オススメ度 ★☆☆☆☆
シリーズものとして、「★」1つ。
これ、上下だけで終わってない…。「上、下、そのまた下」とかあるんじゃねーの?と思った。色々なことが中途半端なまま。
これでいいの…?
それから、以前私が書いた、
>前作の最後に出てきた「問題点」というか「最大の懸案事項」とでもいうことについて、全く説明なし。
は、変わらず。
このままいく気か。
…それはまあ、譲歩しよう。「それはそれとして」には耐えよう。
それにしても。
「予測不能の最終章!」という惹句がついているけど、そらそーだろ、誰も予想しないわこんなの。
一番読者が読みたいところをすっ飛ばしての種明かしなんて、どうかしている…。
ああ…このままこの調子で続くの…?
シリーズをずっと読んできたから読んでいるんだけど、なんつーか、変な方向に行くのが悲しい。
ところで、訳者の人はどうして「神の手」というタイトルにしたんだろう。
原題「PREDATOR」は「捕食者」という意味だ、と訳者あとがきで書いているけど、なんでそうしなかったんだろう?「略奪者」でも良かったのに。
これまでずっと「検屍官」「証拠死体」「遺留品」「真犯人」…と、漢字で来ていたのにな。
コメント 0