漫画 「Papa told me ~街を歩けば~」 [漫画]
Papa told me 〜街を歩けば〜 (クイーンズコミックス)
- 作者: 榛野 なな恵
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/04/18
- メディア: コミック
漫画 「パパ トールド ミー まちを あるけば」
榛野(はるの)なな恵 集英社 クイーンズコミックス(¥400 税別)
オススメ度 ★★★☆☆
なんと!久しぶりの新刊。
調べたら、2001年に26巻、2004年に27巻が出ています。
収録されているのは7作品。「YOUNG YOU」2005年2月号、4月号、9月号、11月号、「別冊コーラス」2006年Autumn号、2007年Special、「コーラス」2007号7月号別冊ふろく掲載作品です。
7作のうち、2つは読んだことがありました。
今回、「28巻」とはならなかったのね。
でも、タイトルに「1」って付いてないんだよなー、どうするんでしょ?サブタイトルを変えて発刊し続けるのかな?ちょっとわかりづらいと思うけど。
お話は、小学生の知世ちゃんと、小説家のお父さんの日常を描いたもの。
お母さんは亡くなっているため、父子家庭で、家事一切はお父さんがやっています。時々外食したり、デパ地下で買ってきたり。
ごくごく普通の生活が描かれるときもあれば、とても不思議な、ファンタジックなお話のときもあり。別の人が主人公になっていて、この父子がエキストラチックに描かれるときもあり。
主人公の知世ちゃんは、読書家で、おませなので、大人と互角にわたり合ったりもしますが、ぬいぐるみが好きだったり給食のメニューに一喜一憂したり、子供ぽいところもタップリあります。
(余談ですが、どういうわけか私、最初の頃ずっと「ともよ」ちゃんだと思ってたんです。文字は同じでも、「ともよちゃん」と「ちせちゃん」って、なんだか雰囲気が違いません?)
小学生が主人公のお話のお約束、時は止まっています。
それでも四季が巡り、「去年会った人」に今年もまた会えたりします。
私、「Papa…」は全巻持っています。
でも、本音を言うと、この人の絵は好きではありません。なんつーか、マネキンみたいだよね。オシャレなはずの人々も、全然おしゃれに見えないし。(ゴメンナサイ)
でも、なんだか惹かれる。ついつい読んでしまう。
かといってストーリーに起伏があるわけでもなし。(ハハハ。)
気が合わない相手とは最後まで合わないし、困っている人は困ったまま、悪い人はたいてい悪いままだし、まあ、ちょっとはマシになることもあるけど。
良くも悪くも日常的なんですね。キホン。
で、突然、そこから乖離したファンタジーが勃発するワケ。スッと。ドアを開けたら次の部屋が秘密の花園でした、みたいな。
そういうところが、どんどん全部読みたくなる理由なのでしょう、かしら?
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