映画 「ハチミツとクローバー」 [映画]
映画 「ハチミツ と クローバー」
出演:櫻井翔、蒼井優ほか 監督:高田雅博 原作:羽海野チカ
角川エンタテインメント(Amazonにて¥1956 税込)
オススメ度 ★★☆☆☆
ネタバレ注意↓
原作の漫画について(オススメ度★★★★☆)はこちら。
原作↑と比べてはいかん比べてはいかん。
と思いつつ、やっぱ比べるよね。「あっ違う」とか言いたくなるよね。
細かいところでは、「えっ中の人が竹本ってあり得ないでしょ」とか「山田の美脚設定はどうなってるんだ」とか。
まあ、それはそれとして。まあ、いいや。
…でも、なぜこんなにモヤモヤするんだろう。
いっそ全然違う感じに再構成したら良かったのではないでしょうか。
連続ドラマじゃないのだし、たった2時間くらいの中で完結させるには、もっとガッ!とぶった切らないといけなかったのではないでしょうか。
「はぐみと森田、それを見ている竹本」を中心にすえて、特化して描くべきだったのでは。
「山田目線の真山」も「真山の妄想」も、もっと少なくしないと。
だって、何だか話がブレブレだったよ!
ルイジとマリオの設定も、すっごく面白いんだけど、映画では、いらなかったかも知れない。
展覧会に出す絵について意見をする先生も、あそこまで重く扱わなくても良かったと思った(意味ありげすぎた割には未消化のまま終わってるんだもの)。
一番いらなかったのは黒猫のCG(※)。
調べたら、製作者側の意図であえてそうしたらしい、とわかったんだけど。
あのCGは流れを妨げていたと思う。「その部分だけ別世界に感じられた」という点では製作者の意図通りと言えるかも知れない、でも、逆効果だったと思うんです…。
普通の猫を出して、「あ、猫。かわいー。」の方が原作に沿っているよね…。
それに、作品の外で理由を言わなければ観客に意味がわからないなんて、マズイと思う。そういう類の映画じゃないでしょう?
キャストについては、賛否あるようだけど、私は別にいいと思った。
ただ、そろって覇気が無い演技で、何だかつまらなかったな。ホントにこれで大学生(のつもり)かよ?って。
キャストが全体的に線が細いというか、細長いカンジで…。
少女マンガっぽくしたの?
ウーン。
文句ばかりになってしまった。申し訳ない。
この映画、原作ありき、原作ファンありきで作ってしまったのかも知れないなあ。
でも、原作ファンだけが映画を見るわけではないんだから、話がブレちゃってたら、「で、つまり、何だったの?」で終わってしまうと思う。
もったいなかったなあ。
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↓アニメ版は原作と近いようですが、残念ながら見ていません。
↓ドラマ版(日本版)は見ました。
オススメ度は★★☆☆☆、映画と同じくらい。
テレビの「真山」についてはハマって見えたため、いまだにその役者さんを見ると「真山」と呼んでしまいます。
すまん名前覚えてなくて。
(この現象は「マンハッタンラブストーリー」の「忍君」についても同様。すまん覚えなくて。)
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