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映画 「風の谷のナウシカ」 [映画]

この時期ともなれば、「なんどめだナウシカ」。
テレビで見た方も多いのではないでしょうか。
今更でしょうから、オススメ度は低めにしておきます。

風の谷のナウシカ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • メディア: DVD

映画 「かぜの たにの ナウシカ」
監督:宮崎駿 出演(声):島本須美ほか (Amazonにて¥3454 税込)
オススメ度 ★★★☆☆

↓以下、ネタバレあります。


この作品、何度も観ています。
何度か映画館でも観ましたし、テレビでやっているとついつい観てしまいます。
わかっているのに観てしまう。
だってナウシカとテトが好きなんだもーん。

原作は7巻まで出ていますが、アニメ映画は、そのうちの「2巻目」くらいまでです。
原作を知っていると「えっ、たったこれだけ?」と思います。

映画はとりあえずハッピーエンドっぽく終わっているので、
全然なーんにも解決していない、ってことに、気づきにくい。
何か、解決したよーな気になる。

もちろん、映画版は原作には無いラストです。
何といっても、原作者と監督者が同じ人ですから、文句のつけようもありません。

(実はこの後、大どんでん返しの決着があるのですが、
 これについてはいずれ『漫画』で書きましょう。多分。)

***お話***
千年ほど前に高度な文明が崩壊して、それから人間たちは(ゲームのPRGの世界のような)中世風の生活をしています。
人々は、「腐海(ふかい)」と呼ばれる毒を帯びた森や、そこを根城にする蟲(むし)たちに生活を脅かされています。
といっても過去の技術が全く無くなったわけではなく、過去の機械(特にエンジン類)を発掘したり、セラミックを利用したりして、いまだに戦争が絶えません。
さて、主人公のナウシカは、「風の谷」に住んでいる皇女です。
あるとき、古代兵器(巨神兵という、エヴァンゲリオンみたいなもの)が谷に持ち込まれてしまいます。
ナウシカは、なんだかんだで「トルメキア」という大国に協力するべく戦地に赴くことになるのですが、その途中で腐海に迷い込んでしまいます。
彼女は「腐海や蟲は、この世界を浄化する役割を持っているのではないか」と気づきます。
そして、トルメキアの敵国ペジテが、蟲を利用してトルメキア軍を風の谷ごと葬ろうとしていることを知ります。
一方トルメキアは、巨神兵を使って蟲を一掃しようとします。
このままでは風の谷の人々が、争いに巻き込まれてしまう。
…ナウシカは戦いを阻止すべく、蟲の群の中に飛び込み、蟲たちの暴走は止まります。
蟲たちの金色の触角に囲まれた彼女の姿は、古の言い伝え、「そのもの 青き衣をまといて 金色(こんじき)の野に降り立つべし」そのものでした。
*****

ね?よく考えてみると、何も解決してないでしょ。
でも、「清浄なる乙女、ナウシカが一人で争いを止めた!」という感動と、
エンディングで再建の作業をしている人々の姿を見て、
「多分これからナウシカがどうにかして世界を救うのだろうな!」という思いで満足できるわけです。

とにかくナウシカが良いんですよね。
感動の涙すら出てきます。
そして、小動物。
キツネリスのテトがかわいいですよねー。

私は、以前から、ヒルダ、フィオリーナ、ラナ、クラリス、ナウシカ、小山田真希、シータ は、実は皆同じ少女なのではないか、と思っています。
非常に魅力的です。
宮崎氏の理想像なのかも?

でも、この少女像は、最近、全然出てこなくなりました。

もちろん「少女」に属する登場人物たちは、その後も多くの作品に出てきています。
でも、↑の彼女たちとは、どこか違うんだよね。

彼女たちが存在しなくなった宮崎作品。
そのあたりから、私にとって宮崎さんの作品は変わりました。
画像は好きなのですが、登場人物があんまり好きじゃない、と思うようになりました。
作品自体も「何だか重たい」あるいは「かったるい」と感じるようになったように思います。

お好きな方には、申し訳ありません。
個人の感想です。

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