漫画 「リストランテ・パラディーゾ」 [漫画]
漫画 「リストランテ・パラディーゾ」
オノ・ナツメ 太田出版 650円+税
オススメ度 ★★★☆☆
帯に惹かれて購入。
そんなにイイのか?と思って。
ちまたで流行りの「眼鏡男子」だが、この本には「眼鏡(老)紳士」が満載。
レストランの従業員が皆、高年齢and眼鏡です。(オーナーの奥方の好みに合わせている。中には伊達眼鏡の人も。)
主人公は21歳の女性。
お話の核はふたつ。
(1)再婚の邪魔になるから、と、幼かった自分を祖父母に預けて、そのまま何年も放ったらかしの母親に、主人公は、腹を立てている。
再婚相手(レストランオーナー)にバラしてやる!と思っている。
(2)レストランのカメリエーレ(ウェイター)長のことが気になる。
でも彼はどうやら、別れた奥さんのことが今も…という感じだし、大体、自分のこの感情は、本当に恋愛感情なのか?うーん?
さらに、レストラン従業員の人間模様、主人公の母親の人間関係の話などが、ほんわりとからんでくる。
主人公がホレてしまうのは、50才台、多分メガネは老眼鏡だな?と思う。
…ただ、なんつーか、この老紳士、読んでいて普通のおとなしい男性にしか見えないんだけどなー。
色っぽいと主人公が感じるほどには、私には感じられなかった。
私、老眼鏡はNGなのかな?
あ、急に思い出した。
「ハンター」という映画で、主演のスティーブ・マックィーンがオモチャか何かをいじるシーンで、老眼鏡を鼻のあたりにズリ下げて、上目遣いで見るんだよね、あれ、良かったーっ!…別に老眼鏡NGじゃないな?
やっぱ、もう1シーン位、紳士にグッとくるシーンが欲しかったかな。
そしたらもっと強く共感できたと思う。
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