小説 「理由」 [小説]
小説
「りゆう」
宮部みゆき 新潮文庫(900円?)
オススメ度 ★★★☆☆
「りゆう」
宮部みゆき 新潮文庫(900円?)
オススメ度 ★★★☆☆
(人に貸していて、今、現物が手元に無いので、金額があいまいです。)
直木賞受賞作。
ある事件について、ルポを書こうとしているのか、(話の聞き手の正体は不明のまま)取材のためのインタビューという形で、小説は進んでいく。
スタート時点で、読者には事件の沿革だけは知らされる。
インタビューによって、その事件の「理由」が明らかになっていく。
事のてんまつが順に語られるような「普通の」推理小説ではなく、完成後のルポルタージュでもないので、やや取り散らかった感じ。
読みづらい。
ピンと来なくもあり、リアルでもある。
つくりは、「火車」と似ているのかな。
ホントのホントのところは、わけあって、取材者にはわからない。「おそらく、こうなんだろう」というところまで。
だから、当然、ホントのホントのところが、読者にもわからない。
「普通の」推理小説だったら、「○○はこう思った」と、神の視点で描かれるでしょう。
ワイドショーを見ているみたい。と言うと、「安い」感じがするだろうか。
隔靴掻痒。
これが「リアル」なのかも。とはいえ。
大林宣彦監督が「ドキュメンタリー風」に映像化している。
ちょっと見てみたいような…でも暗い話だとわかっているからなあ。滅入るだろうからなあ。
直木賞受賞作。
ある事件について、ルポを書こうとしているのか、(話の聞き手の正体は不明のまま)取材のためのインタビューという形で、小説は進んでいく。
スタート時点で、読者には事件の沿革だけは知らされる。
インタビューによって、その事件の「理由」が明らかになっていく。
事のてんまつが順に語られるような「普通の」推理小説ではなく、完成後のルポルタージュでもないので、やや取り散らかった感じ。
読みづらい。
ピンと来なくもあり、リアルでもある。
つくりは、「火車」と似ているのかな。
ホントのホントのところは、わけあって、取材者にはわからない。「おそらく、こうなんだろう」というところまで。
だから、当然、ホントのホントのところが、読者にもわからない。
「普通の」推理小説だったら、「○○はこう思った」と、神の視点で描かれるでしょう。
ワイドショーを見ているみたい。と言うと、「安い」感じがするだろうか。
隔靴掻痒。
これが「リアル」なのかも。とはいえ。
大林宣彦監督が「ドキュメンタリー風」に映像化している。
ちょっと見てみたいような…でも暗い話だとわかっているからなあ。滅入るだろうからなあ。
コメント 0