小説 「千里眼の死角」 [小説]
小説 「せんりがんの しかく」
松岡圭祐 小学館文庫(¥730 税込)
オススメ度 ★★★☆☆ (シリーズを読んでいる人には★★★★☆)
松岡圭祐 小学館文庫(¥730 税込)
オススメ度 ★★★☆☆ (シリーズを読んでいる人には★★★★☆)
「千里眼」シリーズとしては第8弾。
ただし帯には「シリーズ第10巻」と書いてある。「催眠」シリーズと一緒にカウントしているらしい。
面白かった。読み終わるのがもったいない気がした。
シリーズを読んでいる人には本当は★★★★☆。(シリーズもののオススメ度って難しいものがあるなー。)
なぜ5つじゃないかというと、主人公の岬美由紀に「超人」的イメージを求める人は、今回の美由紀の「ゆれ」が気に入らないかも知れないから。
シリーズを通して毅然としていた彼女の「心のほころび」が、この話の中ではあらわに出てくる。
「初めて」かな?
誰かに振り回される、という状態は、これまではあまり印象にないのだが、どうでしょう。
「千里眼 マジシャンの少女」もこの「千里眼の死角」も、単行本で出た時の内容から大幅に改稿されているらしい。
このパターンって、京極夏彦と一緒ですね。
「文庫が決定版」というのは、文庫派の私には非常に有難いです。
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2007/9/8(土) 追記
上のレビューではストーリーなどに触れていないので、自分のために補足しておく。(つまり覚書)
謎の人体発火事件。イギリス王室を嵯峨が訪問。岬はアメリカへ。自己補完するスーパーコンピュータ。ダビデ。人工衛星。
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