漫画 「カフェびより」 [漫画]
- 作者: ひぐち にちほ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/04/11
- メディア: コミック
漫画 「カフェびより」
ひぐちにちほ 講談社コミックスDX（￥571 税別）
オススメ度 ★★☆☆☆
１７話ぶん、カフェを舞台にしたお話と、猫を描いた「描きおろし」４コマ漫画２６本（３０ページ）、そして、猫写真漫画（？）の「リアルカフェびより」。
およそ４分の１がおまけですね。
カフェのお話は、第一話と第二話だけが、ちょっとリアルな感じです。
漫画家の姉と、週に３日お菓子を販売している妹とで、自分たちの理想のカフェを作ろう！と決心し、お金を借りたり、お気に入りのカフェのマスターからコツをきいたりして、ついにオープン。
オープン後は、妹さんがマスターとしてきりもりしている様子。姉は、漫画描きのあいまに店を訪れ、妹のいれたコーヒーを飲みながら、おいしいコーヒーのいれ方を指南してもらったり。
で、三話以降は、「マスター」と、カフェで飼われている猫たちのお話。
ここからは、実話をもとにしたフィクションなのでしょう。かわいらしいです。
うーん。
でも、正直、私には、一話目と二話目のほうが面白かったです。猫は出てこないけど。
エッセイ漫画（≒ノンフィクション）のほうが面白かった。
もっと、どんな風にカフェを経営しているのか、という話のほうが、読みたかったように思います。
それは多分、カフェを始めるまでは「姉妹二人で」動いていたので、なんというか、ドラマティックだったけれど、途中から、姉と妹がミックスされたらしき「マスター」という架空の人物のカフェ生活が、
「猫がこんなことをしました。」
「こんなお客さんがいました。」
の羅列で描かれて、確かにかわいいんだけど、ナンダカ、物足りなく感じてしまったから、だと思います。（ゴメンナサイ。）
おまけの漫画によれば、実際には、カフェの中には猫は入れていないそうで、姉が家で飼っているようです。
だからお店自体の描写が薄まってしまったのかも知れませんね。
コーヒーゼリーの作り方とか、コーヒーについての豆知識も、第一話みたいに、漫画のコマの中に描いてあったほうが良かったかも…。
手作りのお菓子を出しているのだから、お菓子（カフェスウィーツ？）の作り方なんかも載せたほうが良かったかも…。
あー余計なお世話ですよね。（ホント、ゴメンナサイ。）
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