漫画 「私の血はインクでできているのよ」 [漫画]
漫画 「わたしの ちは インクで できているのよ」
久世番子 講談社ワイドKC Kiss(¥700 税込)
オススメ度 ★★★☆☆
全15話。途中までは「ベス」で連載していたときに、読みました。
ベスなき後は「Kiss PLUS」という雑誌で連載していたようです。それは読んでいませんでしたから、店頭でコミックスを見つけて、「おお!まとまったんだ!」と、いささかカンゲキ気味に購入。
子供の頃から漫画好きだった作者が、どのような「漫画漬け」の少女時代を送ったか、が、つづられています。
お絵かきの実物が、コピーされて載っているのがほほえましい。頭にリボンをつけて、ヒラヒラのスカートの女の子の絵…。足元がトウシューズだったりなんかして。
その後、今で言う「萌え」を追及し始め、お絵かきから同人へ、オタク街道まっしぐらの主人公。
表紙は「ベルばら」風ですが、中身はそうでもないです。
で、
読んでいると落ち着かない気持ちになってきました。
色々と身に覚えがありますスミマセン、みたいな…。
わら半紙に鉛筆でチマチマと漫画を描いていたことが、私もあったんです…スミマセンスミマセン!
結末までもっていけなくて、「出だし」しかない漫画ばかりだったなあ。
それでも友達に読んでもらって(読ませて…?)感想を聞いて、自分では「ウケてる!」と思っていた…のは当然で、読んでいる目の前で私が感想を待っていたら、そりゃあ、「うわあ面白い」とか「すごい」とか「うまいね」とか言うに決まっているよね!
ああー痛い。
中川翔子風に言うと「イタタタス、イタタタタタタス」!!
この本を読めば、多くの人が、似たような思いを抱くのではないでしょうか。
そんな方には是非読んでほしいと思います。万人にはオススメできないけれど。
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