漫画 「伊藤潤二の猫日記 よん&むー」 [漫画]
漫画 「いとう じゅんじの ねこにっき よん アンド むー」
伊藤潤二 講談社ワイドKC(¥648 税別)
オススメ度 ★★★☆☆
あちこちで話題になっていたので気になっていたところ、店頭で発見。買ってしまった。
作者は、「富江」や「うずまき」で有名なホラー漫画家。
あえてそのままのこわ~い絵柄で、ラブリーな世界を表現していて、その落差が面白い!!
表紙に描かれている真ん中の女性は、彼の婚約者(後に妻)のA子さん。(どういうわけか、常に白目。)
大きく描いていある猫のうち、向かって左側が日本猫(雑種)の「よん」。
右側はノルウェイジャンフォレストキャットの「むー」。
そして、下中央の男性が作者です。
帯に、「禍々しくなんかないですよ? 伊藤潤二の猫漫画ですけどね。」とわざわざ書いてある。
おもしれー。
話は、家を建てて、妻と一緒に住むことにしたら、彼女が猫を飼いたいと言い出し、
「新築の家なのに」
「認めんぞ!」
と心の中だけで思いつつ同意、やがてその魅力に夢中になっていく様子が(怖い絵で)描かれています。
猫との生活、猫とのコミュニケーション、猫のそそう…。
一緒に暮らしていると体験するさまざまなことが(怖い絵で)描かれ、「わかるー」と思いました。
おまけページのインタビューやあとがきも面白い。
伊藤氏の実母も同居しているらしく、その飼い犬もいるんですね。こちらはチワワです。
猫とは仲良くしているみたいですネ。
雑誌か何かに連載していたのか、短い話の連続なのですが、そのつなぎ目がわかりづらいく、
「ん?なんだこのつながりは?」
と思うと実は次の話になっていました、という感じなのが惜しい。
しかしノルウェイジャンは怖い絵柄で描こうとしてもかわいいんだな!
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