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小説 「ジウII 警視庁特殊急襲部隊【SAT】」 [小説]

1巻についてはこちら。

ジウ〈2〉―警視庁特殊急襲部隊 (中公文庫)

ジウ〈2〉―警視庁特殊急襲部隊 (中公文庫)

  • 作者: 誉田 哲也
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2009/01
  • メディア: 文庫


小説 「ジウ 2 けいしちょう とくしゅ きゅうしゅう ぶたい サット」
誉田(ほんだ)哲也 中公文庫(¥700 税込)
オススメ度 ★★☆☆☆
(オススメ度低めに付けましたが、1巻を読んだら、一気に3巻まで読まずにはいられないと思います。)


とっくに読み終わっていたのですが。

面白い、んだけど…。
またこれが、超~気分悪いです。不愉快な、居心地が悪いような感じ。

1巻の最後のほうで、ジウの述懐(多分)が出てくるので、2巻はそこからつながっていくのかな、と思いきや。
2巻は、「誰かの自伝」で始まります。
それと「今の状態」とが、交互に描かれます。

この自伝がスゴイ…。
恐ろしいとか悲惨だとか、そういう言葉でも表せない…無邪気な悪から本気の悪へ。とにかくスゴイお話。

それを、「誰なんだろう、明らかにジウではないんだけど(『ヒロ○ン』とか出てくるので、かなり古い時代のお話だと思う。)」と思いながら読み、またサッと「今」に引き戻される。
という感じで読みすすめていくことになります。
ジウも出てきます。

古い話は古い話として、まとめて前半に書いてしまうことも可能だと思うのですが、ブツ切りになっているのがミソなんでしょうね。
どんどん深みにいくために。

そして、あっち側に行こうとする、ある登場人物。
あ、あ、あー。あっちにいっちゃうの?わかるけど、わかるんだけど、でもそれにしてもあっち行っちゃダメだと思う。人として!

やきもき。
桐野夏生の「ダーク」を読んだときの衝撃にも似て。

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