小説 「夜市」 [小説]
小説 「よいち」
恒川光太郎 角川ホラー文庫(¥540 税込)
オススメ度 ★★★☆☆ (読んだ直後は★★★★だったのだが、少し時間をおくとかなり薄れてくる感じ。)
ちょっと書いてます↓
「角川夏の100冊」で買った、もう1冊。
中編2本が収められています。「夜市」と「風の古道」。
世界観や結末は「百鬼夜行抄」にとても似ている。あと、風景は「千と千尋…」みたい。
足して二で割った感じ。
(過去に自分が書いた「百鬼夜行抄」についての文章が、余りにもひどいので驚いたわ…。)
「百鬼…」は、似ている作品が色々あるよね。
もしかして、「百鬼夜行抄」で描かれている世界は、さながら「『剣と魔法の世界』と言うと頭に思い浮かぶ情景」と同じくらい、デフォルトなのだろうか?と思う。
いや、否定的な意見ではないんです。
この作品は、もっと注目されても良いんじゃないか?と思う。叙情的でありながら容赦がなく、読後シーンとした気持ちになって、良い。
しかし残念ながら時間の経過とともに、他の、似ている作品の強烈なイメージに埋没してしまうんです。うーん。
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