漫画 「純潔のマリア」I [漫画]
漫画 「じゅんけつの マリア」(1巻)
石川雅之 講談社アフタヌーンKC(¥533 税別)
オススメ度 ★★★☆☆
面白かった。
魔女狩りの頃(中世?)が舞台で、人間、魔女とその使い魔、天使が存在している。
使い魔はサキュバス、他にもバジリスクやゴーレムなどが登場するので、RPG好きの方はさらに面白いのでは。
主人公のマリアは魔女。少女の外見だが実年齢は不明。
マリア自身はまだまだ子どもで、もちろん「純潔」なのだが、淫魔のサキュバスを使っている。
(↑の白いフクロウは、サキュバスの普段の姿のようです)
マリアは戦争が嫌いなので、争いをやめさせたくて、ついつい人間界に干渉してしまうのだが、それを天界(大天使ミカエル)は快く思わない。
天界は、「人間界に干渉するべきではない」と思っている。
マリアにしてみれば、「なぜ天界は無益な殺傷を止めないでいるのか」と不満なのだが、ミカエルからは、今、目の前の闘いを一つ止めたからといって、全ての闘いが無くなるわけではない、と断ぜられてしまう。
ミカエルはマリアの力を奪おうとするのだが、人間の懇願によって(マリアは地元の一部の人間からは強く慕われている)、条件付きで許すことにした。
『マリアが純潔を失ったとき、その魔力も失われる』という…、まあこれは一種の呪いですよね!
1巻はここまで。
宗教観や世界背景を、登場人物たちがセリフで説明するシーンが多い(会話中に必然的に出てくるわけなのだが)ので、テキストが多く、読みにくさはあると思う。
それで★は控えめにした。
さて。
石川雅之氏は、「もやしもん」の作者です。
私は、もやしもんの「菌」たちは大好きで、グッズも買うし、ガチャガチャを発見したらすかさず回すんだけど、実は、本としては1巻でザセツしたのだった。
1巻で、アザラシとかエイとかキョーレツな発酵食品がどんどん出てきたために、「うわーなんだかもう駄目ー」と思って、2巻からは買えなかった。
「マリア」は多分買うよ!
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