映画 「ファンボーイズ」

ファンボーイズ [DVD]

• 出版社/メーカー: ビデオメーカー
• メディア: DVD

映画　「ファンボーイズ」
監督：カイル・ニューマン　出演：サム・ハンティントンほか　ビデオメーカー（Amazonにて￥3135　税込）
オススメ度　スター・ウォーズファンには★★★★☆　スタートレックファンとどちらのファンでもない人には★☆☆☆☆

↓ネタバレまくりです。

中学生のまま止まってしまったような２０代男子たちのロード・ムービー。
彼らは「スター･ウォーズ」の大ファンだ。
1983年の「ジェダイ」から１６年。あと半年で新作「エピソード１」が公開される予定。
しかし、ある理由から、彼らは公開日を待ちきれなくなる。
待てないなら完成品を見に行っちゃえば良いじゃない！というわけで始まる珍道中。

この作品は、スター･ウォーズを見ていないと楽しめない。
単なるロード･ムービーとして見ることも不可能ではないと思うが、そうなると「昔よくあった仲良し三人組の初体験映画」マイナス「初体験シーン」という、中途半端な作品になっちゃいますから。
（意味わかります？）

クラクションの音がチューバッカの声だとか、多分あのセリフを言うぞ！というところでやっぱり言うとか、ちょっとしたネタが満載。
これくらいなら、私のような生半可な知識を持っている者でも「あ、分かるー」と言える。ちょっとうれしい。

しかし、恐らくコアなファンでなければ気づかないネタがもっともっとたくさん仕込まれている筈だ。
でも私は気づけていないと思う。はがゆい。
あと、出演者のリアクションによって、「これは何かオタク受けするギャグなんだな…？」とは分かるのだが、何のギャグだか全然分からなかったり。くやしー。

映画の中では、スター･ウォーズのファンとトタートレックのファンは対立している事になっていた。
本当なのか？両立しないのか？
ケンカシーンで、スター・ウォーズファンから「トレッキー」と呼ばれたスタートレックファンが、「違う。トレッカーと呼べ！」と怒るシーンが何だか面白かった。
かなり侮辱的なセリフが多かったので、スタートレックファンは見ない方が良いよきっと。

カメオ出演も面白かった。
ちょこっとレイア姫とかカーク船長とかも出てくる。
見る前は、なぜカークが出てくるの？と思っていたが、見て納得。必然性があります。

エピソード１に出ていたダース･モール役の人が出てきて、「ダース･モールだ」と言うシーンもあった。
ところが、まだ彼らはエピソード１を見ていないので特に反応しない。
これにはウケた。

ちょくちょく「そんなバカな」と思うシーンがあったし、回収されていない伏線もあったし、最後は泣き笑い的に終わってごまかされた気もするが、まあいっか楽しかったし。

以下、余談。
それぞれの役者が「ちょっと○○に似ている…」と思えてしまい、気が散った。
すごく個人的な感覚なので、同意してもらえないだろうから、誰が誰に似ているかは書かないわ…。
　ジャッジ・ラインホルド（ビバリーヒルズ・コップの銃マニアの刑事役など）の若い頃。
　リチャード・ドレイファス（アメリカン・グラフィティ、未知との遭遇、ポセイドンなど）の若い頃。
　ジャック･ブラック（スクール･オブ･ロック、トロピック・サンダーなど）のちょっと前。
　チャールズ・マーティン・スミス（アメリカン・グラフィティ、アンタッチャブルなど）の若い頃。

タグ：スタートレック スター･ウォーズ ★★★★☆ ★☆☆☆☆