漫画？ 『「ガラスの仮面」コミック・ファンブック』 [漫画]
「ガラスの仮面」コミック・ファンブック (花とゆめCOMICS)
- 作者: 美内 すずえ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2010/09/30
- メディア: コミック
漫画＋いろいろ 「ガラスの かめん コミック・ファンブック」
作者名は後述 白泉社 花とゆめコミックススペシャル（￥800 税込）
オススメ度 ★★★★☆
コミックス発刊記念か？オマケ満載。
面白い！買うべし！
（しかし私は本編は「紅天女」で山ごもりしたあたりから読んでません。）
ファンブックの中身をご紹介。掲載順です。
（１）表紙 … 花とゆめコミックス仕立て。
（２）はじめに … 裏表紙。月影先生の巻頭言。美内すずえプロフィールも掲載。
（３）月影千草の愛の励まシール … 「あなたは出来る人です」などのセリフ入りシール。月影先生が言いそうもないセリフもあるなー。「あめんぼあかいなあいうえお」とか言わなくね？
（４）ミニポスター … コミックスの宣伝で、マツコデラックスとオアシズがコスプレをしていた事をご存知だろうか？そのポスターが５種。ただし4種はカード大。（ヤフーのヘッドライン：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100920-00000001-jct-ent）
（５）桜小路優 もう一つの人生すごろく … コマを切るのはもったいない人はカラーコピー？
（６）もくじ … マヤの台本風、書き込みあり。
（７）ガラスの仮面トリビュートコミック１ … 豪華な執筆陣。これは過去に「月刊ガラスの仮面」「別冊花とゆめ」に掲載されたものらしい。各２ページ～４ページ。
「ガラスの仮面と美内センセと私」 日渡早紀
「マヤちゃんと少佐の１９８０年」 青池保子
「エスパーお師匠」 くらもちふさこ
「美内先生の仮面」 槇村さとる
「ぼくは美内すずえ先生で育った!!…いやほんと」 克・亜樹
「ガラスの仮面ラブ」 浅田弘幸
「下山手ドレス 出張編 しのっちゃマンガ道」 西村しのぶ
「恐怖の小さな巨人 美内すずえ」 酒井美羽
「美内先生のチキンラーメン」 立野真琴
「私のメロメロ仮面メモリーズ」 イチハ
「演根。」 二宮ひかる
「ガラスの仮面とわたしたち」 ももせたまみ
「風説ながれ旅」 立花晶
「美内すずえの怪」 魔夜峰央
（８）美内すずえインタビュー１ … マヤと亜弓について。
（９）聖唐人の「ガラスの仮面」全調査その１ … 例えば「なぜマヤは中華料理店の住み込み店員という設定になったのか」など、マニアックな内容。
（10）特別歴史講座 すぐわかるよくわかる「ガラスの仮面」ほぼオールHISTORY … 45巻くらいの内容をたった３ページにダイジェスト。無茶。でもすげえ。まだ完結していないので「ほぼ」なのでしょう。
（11）美内すずえインタビュー２ … マヤと亜弓以外の登場人物について。
（12）2011年度 大都芸能入社試験 … 計25問。例えば「会長の名前は？」速水真澄じゃないよ。すぐに答えページがあるのでノーストレス。
（13）美内すずえインタビュー３ … 創作の姿勢について。
（14）聖唐人の「ガラスの仮面」全調査その２ … 水城秘書、じいやなど。
（15）「ガラスの仮面」THEクッキング … カラーページ。キャラ弁の紹介。作り方は省略気味。鑑賞用ですね。
（16）「ガラスの仮面」宝物館 … カラーページ。キティちゃんやフィギュアの紹介、舞台の紹介（1988年版は大竹しのぶ主演。2008年版は蜷川演出で夏木マリの月影先生が話題に。）、アニメの紹介、ドラマの紹介（安達祐実主演、ただし写真なし）、各種グッズの紹介。
（17）速水真澄ポストカード … 「チビちゃん…楽屋に花は届いたか…？」など３枚。裏に「気がつけば…ひとり」シリーズと書かれているが、そういうシリーズがあったの？
（18）ガラスの仮面トリビュートコミック２ … これも「月刊ガラスの仮面」「別冊花とゆめ」に掲載されたものらしい。全体に、パート１より少し長め。
「トリビュート失格 ～呼ばれてすいません～」 久米田康治
「劇団 速水真澄」 イチハ
※1
「アシTの告白」 立野真琴
「なりきり仮面☆でＧＯ！」 絵夢羅
「ガラかめファン。」 杉原涼子
「無理矢理メタボの仮面ＳＨＯＷ」 宇野亜由美
※2
「美内すずえの怪２」 魔夜峰央
（19）聖唐人の「ガラスの仮面」全調査その３ … 上のトリビュートマンガの途中（※1部分）に入っている。漫画中劇の「椿姫」「二人の王女」について。
（20）聖唐人の「ガラスの仮面」全調査その４ … 上のトリビュートマンガの途中（※2部分）に入っている。「ガラスの仮面」のタイトルについて。
（21）美内すずえインタビュー４ … 芝居（舞台）の魅力について。
（22）千草の部屋 … 「徹子の部屋」風に対談。ゲスト：北島マヤ、姫川亜弓、速水真澄
（23）美内すずえメッセージ … 感謝の言葉。イラスト（自画像）つき。
（24）小林源三選 「ガラスの仮面」つわもの読者心得の条 … 裏表紙の裏（何て言うの？）。ちなみに源三というのは月影先生の付き人。心得の10条中5つあてはまれば相当な読者、だそう。「一、マヤが経験した役の最低３つは真似したことがある」など。
（25）裏表紙 … 執筆作家の名前が書かれ、真澄様が「大都芸能に是非入っていただきたい方ばかりだ…！」とか言ってます。
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1976年（昭和51年）から連載してるんですねえ。
途中で休載もはさんでいますが、30年以上たつんですねえ。
作者本人が「最終回までおつきあいくださいませ」と書いていますが…。
最後にどうしても書きたいことを一つ！
よく「少女マンガではショックを受けたシーンで白目をむく」とか「少女マンガの白目は変だ」とか言う人がいるけれど、あれは白目ではない。
あえて瞳を省略して、複雑な心情を表現しているのだ。読者の想像にゆだねると言っても良いだろう。
「瞳が描かれていない」のと「白目」は全然違う。
登場人物の容姿を読者の想像に任せるというのは乱暴な話だが、余白が余韻につながるのではないか。
じっさい、しみじみと悲しいときやほんのりと恋心を感じている時にも使われている表現なのだから、少なくとも、上目遣いで白目をむいている、という意味ではないんだよねえー。
（のだめ…で玉木氏が白目をむいてのだめをブッとばすのを見て驚愕した。）
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