漫画 「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」 [漫画]
ジョジョの奇妙な冒険 8 Part3 スターダストクルセイダース 1 (集英社文庫―コミック版)
- 作者: 荒木 飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/06/18
- メディア: 文庫
漫画 「ジョジョの きみょうな ぼうけん スターダスト クルセイダース」
荒木飛呂彦
集英社 ジャンプコミックス12~28巻(全17巻)[最初は第二部と重なっている] (各¥410 税込)
集英社文庫 1~10巻(通巻だと8~17巻) (各600円くらい)
オススメ度 ★★★☆☆
残酷シーンがたくさん。そのほかにウン○やオシッ○関係のシーンあり、苦手な人は避けるべし。
って事で★少なめ。
↓超超ネタバレ。長文です。
(第一部、ファントム・ブラッドのレビュウはこちら)
(第二部、戦闘潮流のレビュウはこちら)
一部と二部は海外が舞台だったが、第三部は日本でスタート。
この回から、超能力的な力を視覚化した存在、「スタンド」が登場する。
第二部「戦闘潮流」のジョセフ・ジョースターの娘は、日本人と結婚して日本に住んでいる。
今回の主人公は彼女の息子、空条承太郎(くうじょう じょうたろう)。
つまり、彼は第二部の主人公ジョセフの孫だ。
主人公「ジョジョ」は代替わりするのだが、依然として「先代ジョジョ」ジョセフも登場する。
あんなにヤンチャだったジョセフが、きちんと「若いおじいちゃん」になっているのが面白い。
(見た目、「インディ・ジョーンズ」に出ていたショーン・コネリーみたいです。)
おじいちゃんと孫が、ある理由から旅に出る。
二人だけではない。
ユニークな道連れがいる。(私は犬のイギーが好きです!)
まるでRPGだ。
コミックス17巻分の長い旅を続けて多くの敵を倒し、最終ボスと戦うのだ。
タロットカードになぞらえて、たくさんの敵が登場する。
(途中からカードが足りなくなって、それ以外の敵も登場するヨ!)
敵の能力も、とってもユニーク。
読者は「まあ何があっても主人公側が勝つんだろうな」と思って読むが、肝心なのは「どうやって勝つか」ということなのだ。
それが知りたくて読むんだよね。
二部までは、登場人物達の能力は、「腕力」「筋力」あるいは「胆力」と言って良いものだった。
主人公側は、そこから生み出される「波紋」の力で戦ってきた。
今回からそれが「超能力」となる。
(注:超能力の定義を論議していたらきりがないので、あえてザックリこう表現させてもらいます。)
スタンド?
「ジョジョ」を読む前は全く意味がわからなかった。
絵を見て、登場人物の「使い魔」なのかなーと思っていたが、スタンドは、使い魔とは似て非なる存在だ。
上にも書いたように、「登場人物の能力が実体化されたもの」のようだ。
ただし常人には見えない。(読者には見えるんだけどね。)
この作者が支持される理由の一つとして、多くの漫画内で「念じると○○が割れる」みたいに描かれてきたシーンを、「念じるとスタンドが現れて、スタンドが○○を破壊する」という形で描いた点があると思う。
超能力が具体化されて、多くの読者の「腑に落ちた」のだと思う。
ところで、私は第一部と第二部で感じなかった事を、この第三部で感じた。
↑にも書いたケド、「ウン○やオシッ○」の事なのよ。
まるで小学生男子です。
ウン○に触ったから「うわーきったねー!エンガチョ!オレの勝ちだね!」…なんて、女には理解できないわ。
そういう勝ち負けもありながら、命を懸けた勝ち負けもある。
恐らく泣いた人もいるだろう。
私も泣きました。
これが作者が言うところの「人間賛歌」なのだろうな。
男どもは多分、「ウン○、ウン○ー!」とふざけているように見えるけど、実は大真面目なのでしょう。
一種の通過儀礼なのかもね。
でも女子は、ついつい「男子ッ!もっと真面目にやって下さい!」って怒っちゃうのよ。
ここまでコミックス。13巻の表紙は中川翔子さんが再現していたよね?
以下は文庫本。
(ずっと放置していた記事を2013/6/14金に完成させました)
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