漫画 「テルマエ・ロマエ」現在3巻

こちらは公式サイト。（PC用だと思う）１話目が無料で試し読みできます。

以前、１巻について書いたものはこちら。（たいして書いていないが）

３冊並べるとすごいインパクトだな。
次はニケでしょうか考える人でしょうか。

漫画　「テルマエ・ロマエ」　現在３巻
ヤマザキマリ　エンターブレイン、ビームコミックス（各￥714　税込）
オススメ度　★★★★☆

↓ネタバレなし

実写映画化されると聞いてビックリ。
阿部寛さんが主人公を演じる…んですよね…？
えーとまさか「のだめ」の竹中さんのように付け鼻で…？じゃないですよね…？でも…そのままではローマ人に見えないか…？
上戸彩さんは何の役だろう。もしかしてショールームの回とかを映像化するのかなー。
2012年公開との事なので、しばらく待たなければならないですね。

＊＊＊読んだことがない方への説明＊＊＊

ローマ時代、（風呂の）建築家ルシウスは、おのれの設計に限界を感じていた。
そんな時、どういうわけかいきなり現代（といってもスターウォーズのポスターが貼ってあったのでちょっと前の現代だろう）の日本の公衆浴場にスリップしてしまう。
始めは「奴隷たちの浴場に入り込んでしまった」と思って小ばかにしていたルシウスだが、壁一面に描かれた富士山の絵、脱衣所の扇風機、フルーツ牛乳など、風呂文化の高さに驚く。
気がつくとローマに戻っていた彼は、この経験をもとに、大人気の浴場を建築する。
その後も彼はこの不思議な「タイム＆プレーススリップ」（こんな言葉はありませんけど）を繰り返しながら、ローマの風呂界の第一人者になっていく。

＊＊＊＊＊

さて、
１巻でのインパクトが強すぎたので、その後失速しやしないか？と思っていたのですが、どうしてなかなか、お風呂関係の話の種は尽きないようで。
３巻になってさすがに新鮮さ、斬新さは感じられなくなっていますが、相変わらず面白いです。

ローマ時代の政治や文化の流れもわかって面白いかも。
ただ、当時本当にすてきなお風呂を整備できれば人々から全面的に支持が得られたのかどうか、それは漫画的なフィクションなんだろうなと思いますけれど。

以前も書きましたが、表紙でビビる方は多いのではないでしょうか。
ちょっとクセのある絵柄も、読者を選んでしまうのかも知れません。
そこを乗り越えて読んでみて欲しい。
オススメです。

タグ：★★★★☆ ヤマザキマリ