漫画 「ジョジョリオン」1巻 [漫画]
漫画 「ジョジョリオン」
荒木飛呂彦 集英社ジャンプ・コミックス(¥438 税別)
オススメ度 ★★★☆☆
ネタバレあり↓
今回はジョジョの「第8部」かな。
以前、同じ町を舞台に第4部「ダイヤモンドは砕けない」が展開されたのだが、今回は「まったくリンクしていない」ので、第4部を読んでいなくても大丈夫、とは作者の弁。
でも、ジョジョについての基礎知識が全くないと、意味がわからないかも?
例えば、不思議な現象が起こったときにボンヤリ後ろに人影が出てくる、それは「スタンド」なのだろうけど、それを知らないと「何この突然出てきたヒトは?」と思っちゃうよね。
4部の主人公は「東方仗助(じょうすけ)」で、彼が「ジョジョ」だった。
今回(8部)、「東方常秀(じょうしゅう)」という人物が出てくるが、彼は主人公ではない。
主人公は、記憶を失って自分の名前すら思い出せない青年だ。
偶然出会った「広瀬康穂(やすほ)」という少女の調査によって、名前は「吉良吉影(よしかげ)」らしい、とわかるのだが…、過去のジョジョを読んでいる人は「本当は違うんだろうな」と思うだろう。
吉良といえば、4部では敵だった人物の名前なのだから。
「東方」も「広瀬」も4部に出てくる名字と同じで、名前だけが少し違う。
しかし、吉良は4部も今回の8部でも同じ名前だ。同姓同名。
これは何を意味するのだろう?
そして、「ジョ」は何に由来することになるのだろう?
タイトルがジョジョリオンだから、現在不明の男子の名前のどこかに「ジョ」が入るに違いない。
1巻ではまだ「名前不明」のままだ。
これから先、他にも4部と同じ名字の人物が登場するのだろうか?
作者お気に入りの「岸辺露伴」も登場するのかな。私も好きだから出て欲しいなー。
虹村とかも出てくるかな?
本編とは関係のない、広瀬さんのお友達が言うやたら長い名前のメニュー(「山形県天童市の菅原さんが愛情たっぷりの放し飼いニワトリのフンを使った有機栽培で育てた完熟さくらんぼをふんだんに使った星空の下での初キスの味チェリーパイ580円そして幸せが訪れる」など)が面白い。
これを見たとき、上記の「登場人物の名前」と考え合わせて、今回は『名前』がテーマなのかなー?と思った。
モノノケなんかも、名前が分かると調伏できるもんね?
とにかく、1巻は「大ピンチ」で終わっていて、わからないことだらけ。
痛そうだし。
ヘンタイっぽいし。
これからどうなるのか、読まずにはいられない。
そして幸せが訪れる。アハハハハハハ。
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