映画 「恐怖の報酬」 [映画]
テレビで観ました。
タイトルだけなら知っているという人も多いのではないでしょうか。
「恐怖」と言っていますが、ホラー映画ではありません。
映画 「きょうふの ほうしゅう」
監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー 出演:イヴ・モンタンほか
(「株式会社コスミック出版」版¥514、「紀伊國屋書店」版¥4000くらい)
オススメ度 ★★☆☆☆
↓ネタバレ注意
白黒のフランス映画です。
私は、正直なところ、フランス映画も白黒映画も好まないのですが、
「確か観たハズだけど、しっかり覚えていない」と思い、観ることにしました。
主演は若き「イヴ・モンタン」。
「枯葉」という歌で有名ですね。
いい男ではあるのですが、今風でないというか。
現在の若者たちから見るとモッサリしているかもしれません。
*****
舞台は南アメリカの町。主人公は仕事もなく金もないフランス人マリオ。
でもモテる。(ボインボインの美女が彼に惚れている設定。ああフランス映画っぽい。)
同じフランス人で金持ちそうなジョーが町にやってきたので、早速取り入るが、実はジョーも素寒貧だった。
(それにしてもマリオが友人ルイージのズボンを勝手にジョーに貸すのはヒドイと思う。)
ある日、隣町で油田の事故が起こり、石油会社は、消火のためには爆薬を使うのが一番だと、材料をトラックで現場に運ぶための運転手を募集する。
2000ドルの賃金目当ての男たちが大勢押し寄せる。
しかし、その材料とは、「ニトログリセリン」。ちょっとした刺激で大爆発を起こすので、普通のトラックで運ぶなんてあり得ないのだ。
男たちは皆帰ってしまい、何だかんだで運転手は4名となる。
2台のトラックに2名ずつ。「マリオ・ジョー」組と、「ルイージ・ビンバ」組。
この道中が、「恐怖の報酬」というタイトルに結びつく。
彼らは、壊れそうな橋とか、狭い道とか、デコボコ道とか、トラック自体の不調とか、
色々な悪条件を一つずつクリアしながら進むが、次第に精神的に追い詰められていく。
怖すぎて運転できなくなってしまったジョーが「2000ドルは運転ではなく、恐怖を味わう事に対しての報酬だ。」という意味の事を言う。
(一瞬、なるほどね!と思ったが、よく考えると何か変だと思います。
お前が他人を陥れてまで運転手になったのは金が目当てではなかったのか。)
結局、ミッション成功と言えるのは主人公だけ。
でもそれで終わらないのがフランス映画っぽいかも?
帰り道も同じ悪路なのに、舞い上がって荒い運転をして、そして…。
*****
(過去に見たハズなのに)ほとんど忘れていましたが、終盤の「あるシーン」だけ覚えていました。
ルイージたちの○○シーン。(ネタバレすぎて書けない)
多分、ものすごくショックだったから覚えていたのだと思います。
いくら金があっても命が無いと意味がない。
ところで、フランス人の主人公がなぜわざわざこの町にいるのか、よくわかりませんでした。
当時は南アメリカが「新天地」だったのかも知れませんね。
それと、なぜわざわざ危険な仕事を引き受けたのか?
他の人たちはそれなりに納得できる理由があったんだけど。
主人公の場合、件の美女がトラックの窓に貼りついて「いかないで!」と泣くほどなら、
何ならヒモでやっていけるんじゃないの?って思ったんだけど。
もちろんそれじゃあ話にならないから、泣いてすがる女性を無視して出発するわけだけど。
でも、じゃあ、むしろ、女性の要素はいらなかったのではないでしょうか?
彼女と結婚したいから金が欲しかった…という訳でもなさそうだし。
あえてボインボイン美女のシーンを、走行中のトラックの車窓の風景が明らかに合成でしょってわかるリスクをおかしてまで入れる意味が、私にはわからなかった。
さて。
中身に全く関係ないのですが。
主役の名前が「マリオ」で、友人の名前が「ルイージ」で、
しかもルイージの見た目がどう見ても「あのマリオ」だったので、
任天堂のゲームと関係があるのかと思いましたが、何も無いようです。
タイトルだけなら知っているという人も多いのではないでしょうか。
「恐怖」と言っていますが、ホラー映画ではありません。
映画 「きょうふの ほうしゅう」
監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー 出演:イヴ・モンタンほか
(「株式会社コスミック出版」版¥514、「紀伊國屋書店」版¥4000くらい)
オススメ度 ★★☆☆☆
↓ネタバレ注意
白黒のフランス映画です。
私は、正直なところ、フランス映画も白黒映画も好まないのですが、
「確か観たハズだけど、しっかり覚えていない」と思い、観ることにしました。
主演は若き「イヴ・モンタン」。
「枯葉」という歌で有名ですね。
いい男ではあるのですが、今風でないというか。
現在の若者たちから見るとモッサリしているかもしれません。
*****
舞台は南アメリカの町。主人公は仕事もなく金もないフランス人マリオ。
でもモテる。(ボインボインの美女が彼に惚れている設定。ああフランス映画っぽい。)
同じフランス人で金持ちそうなジョーが町にやってきたので、早速取り入るが、実はジョーも素寒貧だった。
(それにしてもマリオが友人ルイージのズボンを勝手にジョーに貸すのはヒドイと思う。)
ある日、隣町で油田の事故が起こり、石油会社は、消火のためには爆薬を使うのが一番だと、材料をトラックで現場に運ぶための運転手を募集する。
2000ドルの賃金目当ての男たちが大勢押し寄せる。
しかし、その材料とは、「ニトログリセリン」。ちょっとした刺激で大爆発を起こすので、普通のトラックで運ぶなんてあり得ないのだ。
男たちは皆帰ってしまい、何だかんだで運転手は4名となる。
2台のトラックに2名ずつ。「マリオ・ジョー」組と、「ルイージ・ビンバ」組。
この道中が、「恐怖の報酬」というタイトルに結びつく。
彼らは、壊れそうな橋とか、狭い道とか、デコボコ道とか、トラック自体の不調とか、
色々な悪条件を一つずつクリアしながら進むが、次第に精神的に追い詰められていく。
怖すぎて運転できなくなってしまったジョーが「2000ドルは運転ではなく、恐怖を味わう事に対しての報酬だ。」という意味の事を言う。
(一瞬、なるほどね!と思ったが、よく考えると何か変だと思います。
お前が他人を陥れてまで運転手になったのは金が目当てではなかったのか。)
結局、ミッション成功と言えるのは主人公だけ。
でもそれで終わらないのがフランス映画っぽいかも?
帰り道も同じ悪路なのに、舞い上がって荒い運転をして、そして…。
*****
(過去に見たハズなのに)ほとんど忘れていましたが、終盤の「あるシーン」だけ覚えていました。
ルイージたちの○○シーン。(ネタバレすぎて書けない)
多分、ものすごくショックだったから覚えていたのだと思います。
いくら金があっても命が無いと意味がない。
ところで、フランス人の主人公がなぜわざわざこの町にいるのか、よくわかりませんでした。
当時は南アメリカが「新天地」だったのかも知れませんね。
それと、なぜわざわざ危険な仕事を引き受けたのか?
他の人たちはそれなりに納得できる理由があったんだけど。
主人公の場合、件の美女がトラックの窓に貼りついて「いかないで!」と泣くほどなら、
何ならヒモでやっていけるんじゃないの?って思ったんだけど。
もちろんそれじゃあ話にならないから、泣いてすがる女性を無視して出発するわけだけど。
でも、じゃあ、むしろ、女性の要素はいらなかったのではないでしょうか?
彼女と結婚したいから金が欲しかった…という訳でもなさそうだし。
あえてボインボイン美女のシーンを、走行中のトラックの車窓の風景が明らかに合成でしょってわかるリスクをおかしてまで入れる意味が、私にはわからなかった。
さて。
中身に全く関係ないのですが。
主役の名前が「マリオ」で、友人の名前が「ルイージ」で、
しかもルイージの見た目がどう見ても「あのマリオ」だったので、
任天堂のゲームと関係があるのかと思いましたが、何も無いようです。
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