小説 「時効警察」 [小説]
三木聡ほか 角川文庫(¥820 税込)
オススメ度 ★★★★☆ (このドラマを知らない人には★★★☆☆)
これ、脚本をおさめてあるのではなく、ノベライズですね。
ト書きが地の文として書かれているので、読みやすい。
流れが遮断されないので良いと思った。アタマの中でドラマがそのまま再現されます。
うしろに、それぞれのドラマの監督者名や、主要配役が書いてあるのもうれしい。(うれしいけど、いちいち『誰だっけ』と後のほうを見るのはややめんどう。それぞれのストーリーの始まる部分に記載すべきではなかったか。)
複数の脚本家、複数の監督がいるわりには、統一感があると思う。最初の設定がしっかりしているから、というか、キョーレツだから、なのでしょう。
全ての登場人物が面白い。(しっかり設定されていて、ブレない。たとえば、徹頭徹尾かっこつけ、とか。)セリフも全て面白い。
特に主役二人のかけあいは、面白かった(表紙の二人です)。文字で読んでも「そのまま!」という感じで楽しかった。
ちなみに、テレビ朝日のサイトで申し込むと、ドラマのメールマガジンが届くのですが(申し込んでました)、そのメールに書かれている「二人のかけあい」もドラマそのままなので、書く人うまいなあ!と思ってました。
いや、真似しやすい、って事なのかな。
三谷こうきの芝居やドラマが好きなら、これも好きだと思う。(ギャグはそれより細かいけど)
堤ゆきひこの明るいほうの映画やドラマが好きなら、これも好きだと思う。(ギャグの系統が似ている)
なんだか、話の展開よりもギャグ重視で書いてしまった…。
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