小説 「きみにしか聞こえない―CALLING YOU―」 [小説]
きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)
- 作者: 乙一
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2001/05
- メディア: 文庫
小説 「きみにしか きこえない コーリング ユー」
乙一(おついち) 角川スニーカー文庫(¥476税別)
オススメ度 ★☆☆☆☆
読み始めてすぐ、「あれ?思っていたのと違うぞ。」と思いました。
実は私、この方って、「トレンディな小説家」だと思っていたんです。
BGM:「なんとなくクリスタル」しばたきょうへい。…古ッ…。
で、「心に傷を負った大人の、都会の恋愛小説」を書いているんだと思っていたんです。
んで、「ケッ」とか思ってたんで、読んだことがなかった。いろんな意味で、すみませんでした。
……。
ぜ、全然違った…。
これスニーカー文庫だものね。ティーンエイジャー向け、ですよね。「大人」の小説じゃないよね。そういえば挿絵が入ってるしー。(羽住都という人です。すごくキレイな絵です。)
「Calling You」
「傷 ―KIZ/KIDS―」
「華歌」
の、短編3作が収められています。
中身は、SFぽい…というか…えーと。
読みながら、「少女マンガ」だなあ、と思った。そう、少女マンガというカテゴリがしっくりくる。(カテゴリして良いのか悪いのかはさておき。)
それぞれ、「どんでん返し」が仕込まれていたりするんですけど、中には「エーーー?」というものもあって、「うわあやられた!」とは思えなかった。
だから★は少なめ。
映画「バグダッドカフェ」好きの私としては、「Calling…」はちょっと嬉しかったけど。
うーん。
この方、人気あるみたいだし、他のも読んでみた方が良いのか?
迷い中。
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