漫画 「学園創世猫天!」全5巻 [漫画]
(2010/8/12、Amazonのリンクをやり直しました。絵が出ている筈。)
漫画 「がくえん そうせい ねこてん!」全5巻
岩原裕二 秋田書店(各¥580 税込)
オススメ度 ★★☆☆☆
終わっちゃいましたネー。
1、2巻の感想はこちらです。一昨年の夏だったんだな。
この時は、★を4つ付けていました。
しかし、5巻の最終巻まで通して読んで、オススメ度は半分になってしまいました。
絵はかわいいし、猫は超かわいい(ちょっと涙が出たりする)し、全然、悪くないんですけど、「おすすめだよ!」と大声で言えるほどじゃなかったような…。ゴメンナサイ。
仕掛けとしては、「いばらの王」に似ているかも知れないです。(いばらの王の感想はこちら。)
こちらでも、「なになに、なにどういうこと?」と思いましたが、この作品でもそうでした。
後半になって話が複雑化してきて、正直、「わかりづれぇ」と思いました。
私がバカだから、と言われればそれまでなんだけどさー、漫画を読みなれている私がそう感じるということは、やはり、「伝わりづらい作品」なのだろうと思います。
あと、きっかけも。ねえ。
「いばらの王」でも、『「そういうきっかけ?」とか思っちゃっ』たんですが、今回も、「他者には理解しがたい強い動機」が全ての原因で。
あえての、この設定なのでしょうけれど。
話を説明するために紙面が割かれて、前半ほど、猫たちの活躍が目立たなくなった後半。
あまりにもご都合主義な展開もあったし。「実は薄々知っていました、ですからもちろん準備万端でした、ひっかかったフリをしただけだったんですよーん!ハハハ!」ってのは、夢オチ並みだと思うんです。(こんなセリフは言わないよ)
あと、「主人公責められシーン」には、ちょっと、気持ちが削がれました。
別にわざわざひんむかなくても良くない?読者サービス?
私、小姑みたい。
でも、もっとこう…
もっと、こう…、
もっともっと、猫がガンガン活躍して、解決まで突っ走って欲しかったワケよ!私は。
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