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映画 「キサラギ」 [映画]


キサラギ スタンダード・エディション [DVD]

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キサラギ プレミアム・エディション (初回限定生産) [DVD]

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映画 「キサラギ」
出演:小栗旬、塚地武雅(ドランクドラゴン)、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、香川照之 監督:佐藤祐市 キングレコード(スタンダードエディションはAmazonで¥3241 税込)
オススメ度 ★★★★☆



みたのはずいぶん前なのですが。

アイドル歌手の「如月(キサラギ)ミキ」ちゃんの一周忌に、ファンの5人が追悼オフ会をすることに。
ミキちゃんの思い出を語り合ううちに、「ミキちゃん本当に自殺したのかなあ…」「実は殺人だったんじゃあ…」という話になり、そこから始まる推理合戦。
推理は二転三転しながらも、ジワジワと、ある驚愕の結論に近づいていく…。

というお話。
「キサラギ」はアイドルの苗字でもあり、集まった命日が2月だから、ということでもあり。

密室劇なので地味なのですが、回想シーンも豊富にあって飽きません。
初対面の5人(ファンサイトの掲示板の常連たち)がハンドルネームで呼びあうのが可笑しい。(特に、ネタバレだけどユースケが『オダ・ユージ』というハンドルなのが爆笑だった。)
彼らが自分のミキちゃんコレクションや、彼女とのかかわりを自慢しあうシーンは、いかにもオタク~な雰囲気で面白い。
彼女のステージの映像を見ながら、合いの手(掛け声とかアクションとか)を入れる彼らの可愛らしいこと。
上手な役者さんばかりですもの、面白くないわけがないですよね。

あくまでも彼らの推理に基づいた結末なので、本当の真相はわからないのですが、恐らく彼らの推理の通りなんだろうな。と思わせられます。

ミキちゃんは、亡くなってから1年たっているとはいえ、サイトの常連が5人程度という事からもわかる通り、いわゆる「B級」のアイドルで、歌は下手だしパッとしなかった女の子。
「誰が演じているの?」という感じで、ずっと顔が出てこない。
これも面白い演出ですね。

ミキちゃんは、彼らの中にそれぞれに、永遠のアイドルとして生きていくのでしょう。

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