漫画 「フルーツバスケット」全23巻 [漫画]
漫画 「フルーツ バスケット」
高屋奈月 白泉社花とゆめコミックス(各¥410 税込)
オススメ度 ★★★★☆
「今更」シリーズ…。
ひさびさに読み返しました。
少女マンガなので、好き嫌いがあるかも。
アニメで知っている、という人もいるのではないでしょうか。
主人公は、内気だけれど前向きな高校生女子。
彼女が、ある「呪われた」一族と関わるうちに、どんどん周り(その一族を、という事ですが)を変えていくことになります。
悩みから開放されていく感じ。
呪われた一族の設定そのものは突飛ですが、それぞれが抱えている悩みは、我々にも通じるものがあります。
(その設定とは、一族の中に、「十二支」に憑かれた者が生まれてくることがあって、その人は、異性と抱き合うと、憑いている動物に変身してしまう、というものです。例えば、「子」に憑かれていれば、ネズミになっちゃいます。
これは「神」たる存在との、ある種の「契約」なのですが、尋常ではないので皆「呪い」と呼んでいるわけです。)
彼らの会話は、書き方によっては説教くさくなっちゃう内容だろうと思うのです。
でも、語り口調のせいか、ウザくは感じないし、「ケッ、青いね!」とバカにする気も起きない。
不思議に。
解決策が、愛だったり恋だったりすることもあって、そのへんはド少女マンガちっくなのですけど、なぜだか、甘々な感じは、あんまり、しないんだなー。
私、長編は途中からあきてきて、買いながら「早く終わらないかなー」と思うことがありますが、この作品はそうでもなかったです。
終始、いい感じで読みました。
シリアスとギャグのバランスも気持ちが良く、面白かったです。
*****
本編のほかに、ファンブックも発売されています。(私は持っていませんけれど。)
英語版も出ているんですね。じっさい、海外でも売れている、と聞いたことがあります。
全23巻、表紙絵に、同じ人は2回出てこず、同じ雰囲気で統一されています。
こうして並べると圧巻だね!
中扉も統一されていて、表紙の人の寝起き姿なんですよねー。(最後の2巻分だけは特別扱いで、違いますが。)
作者はキッチリした方なのかな。(たわむれに血液型Aかなと思って調べたらやっぱりそうだったあたり…)
↓ファンブック、英語版
フルーツバスケットファンブック〈猫〉 (花とゆめCOMICSスペシャル)
- 作者: 高屋 奈月
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2005/05/19
- メディア: コミック
フルーツバスケットファンブック/宴 (花とゆめCOMICSスペシャル)
- 作者: 高屋 奈月
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2007/03/19
- メディア: コミック
英語版 フルーツバスケット (Hakusensha English comics)
- 作者: 高屋 奈月
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2003/11
- メディア: コミック
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