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小説 「ジーン・ワルツ」 [小説]

ジーン・ワルツ (新潮文庫)

ジーン・ワルツ (新潮文庫)

  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/06/29
  • メディア: 文庫

小説 「ジーン・ワルツ」
海堂尊 新潮文庫(¥500 税込)
オススメ度 ★☆☆☆☆

↓モロにネタバレです。
 映画を見ようと思っている方は、絶対にネタバレを読まない方が良いでしょう。


バチスタシリーズの関連作品として押さえておくという意味で星を一つつけたが、そうでなければ全くオススメする気にならない。
この作品が大いなる伏線であって、いつか、「なーんだ、あのときは怒りを感じたけど、実はそういう事だったのね!」と思える日がくれば良い、と強く思う。

映画になるため、帯に主演の菅野美穂の写真がついているものを購入。
途中までは主人公の顔が菅野美穂になって頭に浮かんだ…しかし途中からどうにも…、この作品の主人公は怖い。恐ろしすぎる。
菅野美穂というよりは…… …自粛。

この作品の主人公は、なんつーか、まるで「別れる前に抱いて」と言って避妊具に穴を開けておく女だ。
それにほだされる男が悪い、と言えばそれまでだけど…。
別に男に結婚を迫ったわけじゃないけど…。
全然シチュエーション違うけど…。

読み終わってからむしょうに腹が立った。
本人の了解も得ずに体外受精を行ったことはもちろん。
百歩譲ってそれは仕方がなかったとしても、勝手に秘密でやったのなら、その秘密を墓場まで持っていけよ!と思った。何なの意趣返しなの?

アンタどれだけ自分の遺伝子が偉いと思っているのさ?とも思った。
彼女の行為は傲慢すぎないだろうか。
人々は、「産む」という行為を経験したいからではなく、自分の遺伝子を次代につなぎたいからこそ、つらい不妊治療を続けるのではないか、と私は思う。
誰の遺伝子でも良いのなら、人々はとっくに治療をやめて、養子縁組をしている筈だ。

ヒトはカッコウじゃないよ。
私には理解できない。

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