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TVドラマの「ジウ」を見たのだが [テレビ]

以前、原作(小説)について書いたことがあった。
 「ジウI 警視庁特殊犯捜査係【SIT】」 
 「ジウII 警視庁特殊急襲部隊【SAT】」
(3巻目の『ジウIII 新世界秩序【NWO】』も読んだけど書いていなかった。)

で、
今回放送されていたドラマ版「ジウ」…「ジウ 警視庁特殊犯捜査係」…を見てみたのだが。
ジウが何なのか、新世界秩序が何なのか、全然わからなかった人が多かったのではなかろうか?
つーか私には全然わからなかったよ。
ドラマではジウはただの「親に捨てられた子供」だったし、ミヤジ(≒新世界秩序)はただの「小悪党」みたいだった。
ドラマを見ていた人は、「なんでわざわざ『ジウ』っていうタイトルなの?」って思ったのではないだろうか。

以下、超ネタバレがありますので見ていない方はご注意を。


この際キャストのことは書くまい。
それはそれとして。

ドラマでは、なぜミヤジがジウに入れ込んでいるのか描かれなかった。
単なる雇い主みたいなカンジ。
上に書いたように、ミヤジはただの小悪党、ジウもワケワカラン存在として表現するしかなかったから、彼がジウに入れ込むことの意味なんて描きようもなかったのだろう。

だから、最後のほうで起きたダブル裏切りに、重みが全く無かった。
残念。

この二人のことに限らず、他にも「え、これで片付けちゃうの?」という場面が多々あった。

例えば、そもそもなぜ「新世界秩序」などという団体があるのか。
理念も何もほとんど説明が無いから、まるで「新世界秩序」という名前の小さなワル集団みたいで、なぜ地位も名誉もある人々が協力しているのか、全く分からなかったんじゃないか?
頭をつぶして解散?サークルじゃないんだから、そんなわけないでしょう。

例えば、もとこがなぜ新世界秩序のために動くことになったのか。
「私はジウと決着をつけたかったのよ」とか言ってたけど、それだけなの?

例えば、ジウがなぜみさきの言葉に心を動かされたのか。
これまでずっと非情に生きてきた彼が、いきなり「あなたは○○なんでしょ」と言われただけで気持ちを変えるだろうか?
ミヤジとのやり取り全く無しに?
ここに、「ジウ」というタイトルの所以がある筈だったのに。

という感じで、色々もったいなかったなー。
11話あったらもっと描けたかも知れないけど、9話だったし。

思い切ってズバッと変更して、いっそミヤジを最後まで謎のままにしておけば良かったんじゃないかなー。
最後の最後に「まだまだ終わらないのさ、フフフ」みたいなシチュエーションにするくらいならサー。

ホントもったいなかったな。

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