映画 「ブロークン・フラワーズ」 [映画]
テレビでみました。
映画 「ブロークン・フラワーズ」
監督:ジム・ジャームッシュ 出演:ビル・マーレイ、ジェフリー・ライト、シャロン・ストーン、フランセス・コンロイ、ジェシカ・ラング、ティルダ・スウィントン、ホーマー・マーレイほか
TCエンタテインメント(株) (¥4500くらい)
オススメ度 ★★★☆☆
以下、超ネタバレあり。
ジム・ジャームッシュは、私にすれば「昔懐かしい」監督。
80年代の「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「ダウン・バイ・ロー」「ミステリー・トレイン」は観た。
申し訳ないけど最近の作品はみていない。
そういえば、当時、「好きな監督はジムジャームッシュとヴィムヴェンダース」って言うと格好良かったんだなァ。
(ヴェンダースも80年代は観たけど最近みていない監督だ。)
そしてあの頃、「好きな映画ジャンルはロード・ムービー」って言うと、超格好良かったよね。
この映画も、ロード・ムービーです。
主人公は50代中盤の独身男性、仕事はIT関係でそこそこの金持ち。
昔はプレイボーイだったらしい。
だから、突然「昔、あなたの子供を産んで一人で育てたのよ、男の子よ。」という手紙が舞い込んでも、心当たりがありすぎる。
友達にたきつけられて、嫌々ながら昔の恋人を訪ねて回る。
この友達が、妙に踏み込んでくるのがあやしかった。
昔の恋人の居所を探してくれたり、レンタカーの手配をしてくれたり、旅用のCDを用意してくれたり、「必ずピンク色の花束を持って訪ねろ」とアドバイスしたり。
「キミ一体何を知っているんだ?」と思った。
でも、理由は最後まで明かされませんでした。
ビルマーレイが全く笑わないのがちょっと面白い。
憮然として「俺は絶対やらない」と言いながらも、すべて友人から言われた通りにしてしまうのがおかしい。
余談ですが、友人セレクトの旅用のCDにはエチオピアの音楽が入っています。
で、随所に流れて、それが日本の昭和歌謡とか演歌を彷彿とするメロディなのが面白かった。
私にはますます『80年代を訪ねる旅』に見えたんだけど、アメリカ人はどう感じるのだろう?
結局、あの手紙を誰が出したのかわかりません。
「息子がいる」という事も、本当か嘘かわかりません。
あるいは彼の昔の恋人とは全く関係ない、ただのイタズラだったのかも。
(映画の最初で主人公は恋人にフラレるんだけど、その女性が腹いせにやったかもしれない。)
主人公は友人に「お前だろう?」と尋ねますが、そんな事をする理由は無いようですし。
何もかも、わからないで終わります。
主人公が「これが息子なのか?」と思って近づいた人物(多分違う。だから気味悪がって逃げ出した。)が逃げた後、車で主人公をガン見しながら通りすぎる男性は、ビルマーレイの実の息子だそうです。
恐らく、ここで映画館は大笑いに包まれたのでしょうね。
メタフィクション的な演出?
監督のイタズラなのかな。
私は観終わってから調べたので、リアルタイムでウケることができませんでした。
残念。
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 4,568 円
映画 「ブロークン・フラワーズ」
監督:ジム・ジャームッシュ 出演:ビル・マーレイ、ジェフリー・ライト、シャロン・ストーン、フランセス・コンロイ、ジェシカ・ラング、ティルダ・スウィントン、ホーマー・マーレイほか
TCエンタテインメント(株) (¥4500くらい)
オススメ度 ★★★☆☆
以下、超ネタバレあり。
ジム・ジャームッシュは、私にすれば「昔懐かしい」監督。
80年代の「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「ダウン・バイ・ロー」「ミステリー・トレイン」は観た。
申し訳ないけど最近の作品はみていない。
そういえば、当時、「好きな監督はジムジャームッシュとヴィムヴェンダース」って言うと格好良かったんだなァ。
(ヴェンダースも80年代は観たけど最近みていない監督だ。)
そしてあの頃、「好きな映画ジャンルはロード・ムービー」って言うと、超格好良かったよね。
この映画も、ロード・ムービーです。
主人公は50代中盤の独身男性、仕事はIT関係でそこそこの金持ち。
昔はプレイボーイだったらしい。
だから、突然「昔、あなたの子供を産んで一人で育てたのよ、男の子よ。」という手紙が舞い込んでも、心当たりがありすぎる。
友達にたきつけられて、嫌々ながら昔の恋人を訪ねて回る。
この友達が、妙に踏み込んでくるのがあやしかった。
昔の恋人の居所を探してくれたり、レンタカーの手配をしてくれたり、旅用のCDを用意してくれたり、「必ずピンク色の花束を持って訪ねろ」とアドバイスしたり。
「キミ一体何を知っているんだ?」と思った。
でも、理由は最後まで明かされませんでした。
ビルマーレイが全く笑わないのがちょっと面白い。
憮然として「俺は絶対やらない」と言いながらも、すべて友人から言われた通りにしてしまうのがおかしい。
余談ですが、友人セレクトの旅用のCDにはエチオピアの音楽が入っています。
で、随所に流れて、それが日本の昭和歌謡とか演歌を彷彿とするメロディなのが面白かった。
私にはますます『80年代を訪ねる旅』に見えたんだけど、アメリカ人はどう感じるのだろう?
結局、あの手紙を誰が出したのかわかりません。
「息子がいる」という事も、本当か嘘かわかりません。
あるいは彼の昔の恋人とは全く関係ない、ただのイタズラだったのかも。
(映画の最初で主人公は恋人にフラレるんだけど、その女性が腹いせにやったかもしれない。)
主人公は友人に「お前だろう?」と尋ねますが、そんな事をする理由は無いようですし。
何もかも、わからないで終わります。
主人公が「これが息子なのか?」と思って近づいた人物(多分違う。だから気味悪がって逃げ出した。)が逃げた後、車で主人公をガン見しながら通りすぎる男性は、ビルマーレイの実の息子だそうです。
恐らく、ここで映画館は大笑いに包まれたのでしょうね。
メタフィクション的な演出?
監督のイタズラなのかな。
私は観終わってから調べたので、リアルタイムでウケることができませんでした。
残念。
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